わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

この作業 自分がスクラップに なる日まで

2019年8月21日

 

今日は家で購読している2つの新聞(朝日新聞と地方紙)の切り抜きをしました。週に1度1週間分をまとめて読み直して、気になる記事をカットします。新聞の切り抜きなど若い頃は忙しくてほとんどやらなかったのですが、退職後は、せっかく読んだ新聞をそのまま古新聞にだすのはもったいない気がして、家族が読んだ後、自分の気に入った記事を切り抜いて保存しています。

 

新聞切り抜きのコツは、(1)記事は市販のスクラップブックではなく普通のA4ノートに貼る、(2)記事はテーマ別でなく時系列で整理する、(3)気になる記事は分野を選ばず切り抜く、です。これまでの経験で、テーマ別に大中小のスクラップブックを何冊も揃えた時には長続きしませんでした。そもそも記事の分類は困難です。今はこの気軽なノート方式で3年ぐらい続いています。

 

新聞記事の切り抜きのメリットは、自分の関心ある分野が鮮明になってくること、そしていろいろな分野のデータが簡単に保存できることです。今はスキャナーでデータを取り込むのが主流かもしれませんが、記事を見返す時、ノートに張った記事がなんとも言えずいいのです。私の場合、はじめは地球温暖化などの環境問題の記事を切り抜いていました。その後、読書欄の本の紹介、料理、人の生き方の記事が増えました。地球温暖化の記事は暑い夏には結構多いのですが、寒くなるとぐんと減ります。地球温暖化に対する各国の対応が遅いので、関連するニュースもそれほど多くありません。一方、本や料理の記事は毎週出てきて、そのたびに読書欲、学習意欲、食欲がそそられます。実際に、本を借りたり買ったりする時、また料理をする時には、この新聞記事が参考になります。

 

ちなみに、今日切り抜いた記事は、セミの抜け殻が90体1100円でメルカリに出品されていたという話から始まる朝日新聞天声人語、地方紙の「納豆の効果的な食べ方」、環境問題を訴えてスウェーデンからアメリカまでヨットで大西洋横断に出た16歳の少女の記事(彼女は大量の二酸化炭素を排出する航空機には乗らないと宣言してこの行動。トイレはバケツだそうです。すごいやる気ですね・・・)、海外トップ大学に志望者増という地方紙の記事、アフリカの食料不足に日本の後押しで植えられた「奇跡の稲」が活躍しそうだという朝日新聞の記事、そして、朝日新聞「折々のことば」の「ぼくは戦記物をかくとわけのわからない怒りがこみ上げてきて仕方がない」という水木しげるの話。

 

スクラップノートの記事をゆっくり読みかえすと、その記事を書いた新聞記者の熱い思いがあらためてよく伝わってきます。

 

今日の絵は、お腹を出してご機嫌のマルちゃんです。それともマルちゃん、暑いだけなのかな??

 

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ラングトン水彩紙 中目 F8

鉛筆(HB)

シュミンケ固形水彩絵の具

所要時間:1時間30分