わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

蓮池に 暑さを冷ます 小雨降り

2015年6月

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連日眩しい太陽が照りつけ、気温もどんどん上昇していますが、今日は朝から梅雨らしい雨模様です。今日はグループスケッチの日。はたしてスケッチができるか心配でしたが、予定通り備中高松城址公園に来ました。午前10時にスケッチを始めた頃には幸い雨が止み、この季節には珍しく涼しい風が広い公園内に吹き渡りました。

 

公園の中心の城址の周りの広い池には蓮が沢山植えてあり、そのところどころにピンクの蓮の花が咲いているのが見えました。まだ花の数は少ないのですが、これから1,2週間でどっと咲き始めるでしょう。蓮の葉の下の水面に明るい空と蓮の葉の影が写っているのがとてもきれいでした。

 

時々パラパラと小雨が降るのですが、傘をさして十分雨をしのげるぐらいの弱い雨です。雨が降ると空気が冷やされて、スケッチの心地よさが増します。

 

今日はいつもの筆ペンはやめにして2B鉛筆で蓮の葉のラインを描きました。沢山の蓮の葉をなるべく実物を見ながら、しかし蓮の葉が多すぎるので、日本画のようにある程度パターン化しながら全体のバランスが取れるようにしました。遠くの橋や林も風情があるので、それも青紫がかった灰色で筆のタッチだけで描いてみました。いつもの自分の絵とは多少趣が異なるのですが、描いていて満足しました。今日はラングトン・プレステージ紙(コットン100%)のF6で、絵の具はウインザー&ニュートンです。スケッチ時間は約1時間半。正午に講評会があるので、2時間以内で描き終わる必要がありました。短い時間内に比較的うまくまとまったと思います。



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モネの睡蓮の絵のような風景がここにはあるので、また何度か足を運んでみたいと思います。蓮の葉や花だけでなく、池の水の表情や、さらに遠景の橋や木立を調和よく描くのがポイントでしょうか。