わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

線路描(か)き 列車好きには たまらない (岡山県総社市美袋(みなぎ) 駅 水彩スケッチ)

2015年5月

イメージ 1

 
スケッチのグループで再びJR伯備線の美袋(みなぎ)駅に来ました。今朝は明け方雨が降っていましたが、スケッチが始まる午前10時ごろには完全に雨は上がり、空は晴れて初夏の太陽が眩しい一日となりました。今日は無人駅の美袋駅の橋を渡った向こうのホームから駅舎と線路と周囲の風景を描くことにしました。木造の駅舎は開業当時のままの姿で現在も使われているので有名ですが、駅舎の近くにある味噌を製造販売している会社の建物がなかなか趣があったので、それを画面に入れることにしました。

イメージ 2

 
駅のホームで描くのは面白いです。ただ、JR伯備線は地方の幹線なので、特急列車を含めてかなり多くの電車がホームに停車したりホームの脇を走り抜けたりします。それで、意外と狭いホームでイーゼルを立てて描いていると気分が落ち着かないことが分かりました。通過する特急電車の風圧でイーゼルが倒れたりスケッチブックが飛ばされたりしないだろうかと心配になります。また、列車が近づいたことを知らせる駅の案内放送も音が大きくて気になります。駅のホームでスケッチする場合は、ベンチに座るか、自分の携帯椅子に座って、小さめのスケッチブックで駅の業務の邪魔にならないようにするのがいいかもしれませんね。


イメージ 3

 
スケッチしていると、野良猫が、列車が来ない頃を見計らって大胆に駅のホームから線路に降りて、向こうのホームへ移動して行きました。彼らにとっては、鉄道や道路を横切っての移動にはかなり決死の覚悟がいるでしょう。まあ彼らはそこまで考えずに本能に従って行動するのでしょうが……。鉄道や道路は明らかに自然、つまり生態系をあちこちで分断しています。野生の動物が自由に移動できませんし、植物も分布を変えるのが難しくなっています。そう考えてみると、「鉄道の風景は美しい」などと言って写真を撮ったり絵を描いたりするのは人間の身勝手かもしれません。

イメージ 4

 
帰りに味噌屋さんで「奇跡の味噌」と名付けられた味噌と甘酒を買って帰りました。夕食に準備した味噌汁にためしにこの味噌を使って見ました。無肥料・無農薬で育てた岡山のコメと北海道の大豆と天日結晶塩を使って作ったというこのちょっと高価な味噌で作った味噌汁の味は格別でした。
 
イメージ 5


私は食事を作る時には味噌汁に一番力をいれます。味噌汁のだしは、いりこ、昆布、干ししいたけでとります。しかし、やはり味の決め手は味噌です。それで地元産の味噌を色々試しています。今日の味噌汁の具は新鮮な小松菜と地元の油揚げ。地元の安全な食材を使っての地産地消の味噌汁づくりが健康のもとだと信じています。


イメージ 6