わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

車窓から 鯉のぼり探す ローカル線  (岡山県小田郡矢掛町 水彩スケッチ)

2015年5月

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ブログ友だちの「姉妹展」を見に、矢掛町へ行きました。JR伯備線で清音(きよね)下車。それから井原鉄道井原線に乗り換えて矢掛着です。途中、車窓から「鯉のぼり」が見えるかな、と思って外を見ていたのですが、最近は意外と「鯉のぼり」が少ないですね。少子化の影響がこんなところにも現れているのかと思うとすこし寂しい気がします。矢掛に着いてやっと駅のホームから3匹の「鯉のぼり」が風にたなびいているのを見つけました。


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「姉妹展」は、お姉さんが洋画(水彩と油絵)、妹さんが日本画で、やかげ郷土美術館町民ギャラリーで開かれていました。お姉さんの水彩画と油絵はいつもブログで拝見しているのですが、本物は穏やかな色合いがよく出ていて、大変よかったです。私は自分が水彩をやっているせいもあって、油絵の大作より水彩の小品が好きでした。私と同じく現場で描いておられるので、対象物の雰囲気が直接伝わってきます。妹さんの日本画は冬の大山など、冬山が大画面に迫力一杯に描かれていました。私も3年ほど日本画を習った経験があるので、この大画面を仕上げられるのは相当な力量の持ち主だと分かりました。


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折角矢掛に来たので、スケッチをして帰ることにしました。やかげ郷土美術館に来る途中で予め目星をつけておいた場所に行って、SMサイズの小さな画面に1時間ほどスケッチしました。場所は矢掛脇本陣の裏手の水が流れている静かな場所です。絵を描いている途中で女子高生が「こんにちは」と声をかけてくれた以外は、誰も通らない静かな場所でした。


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5月の光を眩しく照り返す家の屋根と日陰の路地の対照が絵心をそそりました。有名な宿場町の古い通りではなくて、路地を入った何でもない場所。しかし、こんな所に何か魅力を感じるスポットがあるものです。




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