わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

修善寺は 赤黃緑の 色の中  (静岡県伊豆市修善寺町 水彩スケッチ)

201411

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大仁温泉のホテルを朝、貸し切りバスで出発して、20分ほどで修善寺に来ました。丁度「もみじまつり」が行われていて、平日ながらかなりの人で賑わっていました。さすがに紅葉で有名な場所です。修善寺の前を流れる修善寺川の両側に広がる温泉街のモミジの赤色や黄色が見事でした。



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天気はあいにく予報どおりの「曇時々雨」。川にかかる赤い橋のたもとから川と温泉街とモミジをF6見開きで描いていると、通りかかった観光客の人が、口々に「雨が降るのにすごいね」と言って下さいました。描き始めはそれほど雨は降っていなくて、途中で止んだりしたので、これは多分大丈夫だろうと楽観的に始めたのですが、そのうち雨脚が強くなり、水彩紙の画面かかる水滴を時々タオルで拭いながらのスケッチとなりました。



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途中で何度か中断し、やがて昼食の時間となり、皆で集合して近くの蕎麦屋さんでお昼。それからまたスケッチを再開しようとしたのですが、雨が強く、もとの場所でのスケッチは結局諦めました。仕方なく川岸にあった個人の休憩所で雨宿りをさせてもらいながら着色。時々若い観光客の人達がわざわざ絵を見に寄ってくれました。画面の中でモミジの赤と黄色が圧倒的な量で、後で見てみて、もう少し画面の中で色域を考えて色をつければよかったかな、と反省しました。



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この日は結局この1枚だけで、早めに切り上げて、仲間の人達と喫茶店でコーヒーを飲んで、それから全員早めにホテルに帰還。夜は、夕食後 I 先生による講評会がありました。私の絵に関しては、F6スケッチブックを横に見開きにするのではなくて、縦に見開きにして描くのもいいのではないか、とのアドバイスを頂きました。そう言えば、池田遙邨さんの絵などに風景画を縦長に描いているのがありますね。明日は、この縦長スケッチに挑戦してみようと、密かに心に決めました。