わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

絵の中で 桜は一気に 満開に (岡山市北区足守 水彩スケッチ)

2021年3月25日

 

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今日はグループのスケッチ会なのに、朝6時に部屋の窓を開けると外はあいにくの雨。しかし、天気予報では雨は朝のうちだけで昼ごろから晴れるということなので、予定通り準備をして車で出かけました。熱心な人達9名の参加がありました。

 

今日は多少の雨でもスケッチに行きたい。皆さんががそう思っで出かけてきた理由は桜です。ここ足守にも足守川の土手にソメイヨシノの並木があります。現場に来てみるとまだチラホラ咲きでした。多分、この週末に満開でしょう。今日は朝の雨で訪れる人が少なく、スケッチには最適でした。

 

足守川と川に架かる葵橋(あおいばし)と桜の咲く土手を入れてスケッチ開始。今日も10号の大画面。描いていて気持ちがいいのですが、集合時間の12時半まで2時間半しかないので、時間との戦いでした。スケッチでは集中を切らさないのが大事です。しかし、鉛筆で下書きをしている途中で急に空腹感を覚えて、買ってきたパンをかじりながらのスケッチとなりました(パンと水を車に置き忘れていたのを思い出して、駐車場まで取りに行って15分ほどの時間のロスがありました)。通りかかる自転車の中学生たちが、皆「こんにちは!」と元気に挨拶してくれて、とてもいい気持ちになりました。

 

やがて正午を知らせるメロディーがどこからか流れ、私のスケッチも最後のサクラの花びらを描き入れる段階に。最初は鉛筆で花びらを一枚一枚描いていたのですが、どうにもそれでは時間に間に合いそうにないので、パレットの上で筆で白と赤の絵の具を混ぜてピンクを作って、サッサッサッと勢いで塗りました。ソメイヨシノは白が強いので、白だけの花びらも描き、またつぼみの赤紫色もところどころに入れます。

 

このちらほら咲きの桜のスケッチが何とか出来上がったので、道具をたたんで集合場所へ。他の参加者の皆さんの絵と並べて、講評会をしました。面白かったのは、皆さんの絵の中では桜が完全に満開だったこと。やっぱり桜は満開で描きたいんですね。中には、紅葉の名所の近水園(おみずえん)でカエデの木を桜に変えて描いた人もいました。今日描くのは何としても満開の桜。気持ちはよく分かります。

 

午後1時の解散の時間。その頃には太陽の光が眩しく、気温も上がって汗ばむほどの陽気になりました。午後も続けてスケッチする人が多く、結果としてとてもよいスケッチ日和となったと思います。

 

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今日のスケッチ

ウオーターフォード水彩紙 ホワイト 中目 10号F

鉛筆、筆ペンとホルベイン水彩絵の具

所要時間:2時間30分