わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

バリ島へ 期待と不安 混じる朝 (インドネシア バリ島 水彩スケッチ)

20149
 
私が以前1年間お世話になった日本画F先生のグループに加えて頂いて、バリ島への46日の旅行に出かけました。岡山空港に朝8時集合なので、自宅からタクシーで空港へ。7時半過ぎには、参加者15名のほとんどがすでに集まっていました。今回旅行の世話をしてくださるMさんは1年のうち何度も仕事でバリに出かける建築屋さんで、50代後半の活動的な男性でした。バリまでの行程は、岡山空港から韓国のインチョン国際空港へ飛び、そこで数時間待って、夕方のバリ行きに乗り換え、深夜、日が変わったころにバリのデンパサール空港到着というハードなものでした。使用する航空会社は全て大韓航空です。この航空会社はインチョン空港と日本各地の地方空港とをつなぐ路線を開設しており、また、インチョン空港は多くの日本人海外旅行者に馴染みのアジアを代表するハブ空港です。大韓航空キャビンアテンダント(昔風に言えばステュワーデスさん)は皆若くて動きが速くキビキビしています。ほとんど英語、韓国語、日本語、中国語が話せるようです。岡山空港を飛び立って初めにパンと果物だけの簡単な食事がでて、「飲み物は何がいいですか?」と聞かれたので、昔テレビで「冬ソナ」が流行った頃に覚えた数少ない韓国語で「アプルチュス チュセヨ(アップルジュース下さい)」と答えたところ上手く通じて、ニコッと可愛い笑顔を見せてくれました。

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インチョンに1時間半ほどで到着し、一旦外にでる手続きをして、空港内のレストランで昼食を取りました。冷麺とその他、旅行の世話をして下さるMさんが次々と注文してくれる韓国の簡単な食べ物をビールなどの飲み物と一緒にいただきました。建築業のMさん、職業柄か、食べる量も飲むビールの量もすごい!建築業、特に海外との関係で仕事をする人にはこういうエネルギーがいるんだろうなあ、と妙に感心しながら食事をいただきました。


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夕方1810にインチョンを出て、若い韓国人や中国人でほぼ満席の飛行機は現地時間の2410にデンパサールに着きました。

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到着後、入管まえに入国ビザを購入し、入管審査を待ちました。これが実に長い列。うねうねと並んだ列がはけて審査の順番が来るまで実に1時間!長い旅の後の夜中の空港で1時間待ちは辛かったです。列に並ぶ人をみると人種が実に雑多でした。白人、多分オーストラリア人が多いのですが、中国人、韓国人などなど。日本人は余りいませんでした。日本人は大部分、成田や関空から便利な飛行機でもっと早い時間に着いているのでしょう。


列に並ぶ外国人の服装は皆リラックスした南国ムード。私達はデング熱を媒介する蚊がすごく気になっていて、虫除けスプレーなどをいつも手足に吹きかけるのですが、彼らは一見いたって無頓着。「君たち大丈夫?」と聞きたくなるほど無防備です。そういえばF先生もMさんも岡山空港から実にリラックスした服装をしておられて、Mさんなど短パンに半袖のシャツ、それにはだしでサンダル履きでした。私達のように初めてバリに行く人達は、頭に帽子、首に防虫スカーフまたはタオルを巻いて、衣服は長袖・長ズボン、腕には防虫リング、足も厚手のソックスと完全防備体制です。やはり現場をよく知っておられるのでこの服装なんだと感心しました(しかし、これで、もしもあとでMさんだけがデング熱にでもなったら笑いますね)。


私は上は長袖シャツに白い夏用のジャケット。下は夏用のウォーキングのズボンにウオーキングシューズ、厚手のウオーキング靴下。これ、明らかに南の島に行くには不向きなのはわかっているのだけれど、これが私の旅のスタイルなんです。ヨーロッパに行くときも国内を歩くときもいつもこれです。白い夏用ジャケットは、すずしく、ポケットが多く、軽く、虫除けにもなりますし、洗うのも簡単。どこにもくるりと丸めて入ります。旅は見かけじゃあ無いんですよ。自分が一番なれた服装がベストです。
 
空港で入国手続きを終わり、外で待っていた車に乗り込んで、40分で本日の宿泊地の「ジ アカーシア」というヴィラに到着。広い部屋に入り、すぐにシャワーを浴びて、電気蚊取をセットしてベットに入りました。

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今回の不安は何と言っても蚊。そして食べ物と水。私は、虫除けのスプレーや携帯型電気蚊取などを何と4種類も持参したのでした。それと、お腹対策には正露丸と整腸剤。万が一に備えて粉末のポカリスエットと保存用水ボトル3本。それに保存食もたっぶり持ちました。チョコレートなど直接のエネルギー源も沢山持ちました。実はこれが後で私を助けてくれることになりました。