わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

旭川に かかる橋脚 鋼管柱(こうかんちゅう) (岡山県岡山市 京橋 水彩スケッチ)

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岡山市岡山県立図書館に来ました。この図書館は入館者数と貸し出し冊数がこの数年日本で一番多いことで有名です。確かに入館すると,ゆとりある広い空間が広がっており,座席の机も広くてゆったりしていて,何度も来たくなる雰囲気をもっています。図書館は岡山県庁の目の前にあり,後楽園や岡山城からも近く,岡山市のいわば一等地に位置しています。今日はこの図書館にパソコンを持ち込んで,退職前からやり残していた仕事を少し進めました。館内飲食禁止で,会話もできないので,それが頭の集中を助けます。2時間ほどの作業が,能率よく進みました。

 

帰りがけに,最近私が自費出版した本を寄付したいのだが,受けいれてもらえるか恐る恐る受付の人に聞いたところ,「ああいいですよ。岡山県に住んでいる人が書いた本のコレクションを積極的にすすめていますので,できたら2部ご寄付ください」と返事をいただきました。これはやはりうれしかったです。「本が多すぎるので,すみませんがお断りしています」と多分言われるのではないかと予想していたからです。こんなこともあって本当にこの図書館が好きになりました。係の人たちはみんな親切でした。


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お昼になり外へ出ると,県庁の職員らしき人たちがすぐ近くを流れる旭川の土手や河川敷のベンチで弁当を食べていました。暖かい春の日差しがいっぱいにふりそそいでいました。私も自宅から持参していた弁当を広げて食べました。それから,旭川にかかる古い橋,京橋,を水彩でスケッチしました。この橋は鋼管柱橋脚をもつ全国でも最も古い部類に入る橋大正6年完成)なんだそうです。確かに,今時余り目にしない,まるで浮世絵に出てきそうな橋脚が沢山ある橋です。ただし,木製の橋ではないので,やはりモダンな感じがします。そして橋脚の色である薄青色も見る人に近代的な感じを与えます。スケッチは,橋脚の様子をしっかり写し取るのに苦労しました。実際,各列5本,全部で70本もの橋脚を間違いなく描こうとすると,これは実に大変です。

 

この橋の上を市内電車が走り,通学する高校生の自転車が走ります。旭川の土手には桜が満開状態で咲いていました。今日は河原を散歩する人たちが絵を見てくださいました。「画面が白いから光が強くて目が痛いでしょう。ご苦労さん」と,これからの季節に絵を描いていて苦労する経験をよくご存じの人のコメントもありました。絵は2時間ほどで仕上がりました。広い河原で気持ちのいいスケッチができました。



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