わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

参ったなあ 私の母の 生命力  (母の描いた絵手紙)

20143
 
私がこの3月で定年退職するということで,田舎の老人施設で一人暮らしをしている母から絵手紙が送られてきました。定年を迎えて感傷にふけっている私の背中を
「どーん」 と突き飛ばすような,そんな元気な絵手紙です。ごらんになってください。母は一人で元気で暮らしています。毎日歩くのが日課で,足腰が弱っているので歩行器を使ってゆっくり歩きます。バスに乗るのも好きで,その歩行器を自力で持ち上げてバスに乗ります。握力が驚くほど強いです。バスに乗って,街の中心の大型店に行って,いろいろな店を見て歩くのが大好きです。去年はJRの特急で2時間半かけて私に会いに来て,帰りは高速バスに一人で乗って帰りました。

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私の母はもうすぐ90歳。私が生まれるまで,つまり24歳までは,島根県の東部,島根半島の中海に面した小さな町の中学校の数学の教師でした。私が生まれたあとはずっと主婦をやってきました。父は5年前に亡くなりました。母は手芸や絵が好きな人で,私が絵が好きなのも多分母の遺伝だと思います。
 
母からの絵手紙によると,「伸びるのはこれからだ」そうです。人生そんなに単純なモンじゃないとは思いますが,それを信じて,がんばることにします。