わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

秋の田を 二両つなぎの 列車行く (岡山県岡山市 矢喰神社 水彩スケッチ)

201311

 

秋晴れの土曜日、午後から岡山市郊外 吉備路の矢喰神社に行きました。先週の私の絵で、鬼ノ城の説明で登場した鬼の温羅(うら)と桃太郎の吉備津彦命(きびつひこのみこと)が戦った伝説上の場所です。場所のいわれはともかくとして、この辺りは田園風景の広がるきれいな場所です。屋外広告などがほとんどなくて、じっと眺めていると、気分が落ち着きます。もう稲刈りも終わった広い田んぼと赤や黄色に色づいた遠くの山並みは、本格的な秋の風景です。空には薄い「すじ雲」がかかっていました。天気予報では明日は朝から雨です。この「すじ雲」は天気の崩れの前兆なのでしょうか。それにしても、今日はきれいな青空です。太陽の光も11月とは思えないまぶしさです。


イメージ 1

イメージ 2


この神社の一帯は公園となっています。しかし、訪れる人はほとんどいません。田園風景をスケッチするには最高の場所です。トイレもあり、水場もあり、ベンチも沢山あり、申し分ありません。ゆったりした気分でスケッチできました。ただ、さすがに11月です。じっとしてスケッチしていると、次第に体が冷えてきました。

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

画面の奥にJR吉備線の列車を描きました。2両編成で走っていました。まだ電化していないので、ディーゼルです。しかも単線です。これが走っているのをみると、音も小さく、のどかな感じです。

 

この2年位、1年を通して暑い日も寒い日も野外スケッチをしてきたのですが、本当に快適なスケッチが出来るのは、春と秋の限られた期間だということが分かりました。そのほかは暑かったり、寒かったり、大雨が降ったり、蚊に悩まされたりと、その季節ごとに余程きちんと準備していかないと、体調が狂ってきます。飲み物と簡単な食べ物は必須ですね。23時間スケッチをしていると、かなりエネルギーを使います。これから寒い時期に必要な用意は、マフラーまたはタオル(タオルは暖かで、もちろん手拭としていいし、また鼻水や咳が出た時は便利)、手袋(コンビニで売っている安い手袋が、指が動かしやすくて、しかも暖か。安いので、絵具で汚れても心配ない)、携帯用カイロ、ニット帽、防寒下着やコート(登山の店で売っているものが軽くて機能的で、防寒も優れています)、マスク(これをつけると暖かい)などでしょうか。これだけ持っていくと、まず寒さ対策としては十分です。イーゼルはかさばりますが、やはりあると便利です。イーゼルを置いて立って描くのですが、後ろに下がって自分の絵を見たり、前に出て描いたり、からだをそらせたり腰をかがめたりという動作が、自然に体を温めてくれます。座って描いていると、寒さがじわじわと襲ってきます。

 

これから寒くなります。みなさん、寒さに負けず、野外スケッチ、頑張りましょう!

絵は現場で描かないと迫力が出ませんものね。


イメージ 6