わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

ラベンダー畑 花摘む少女ら 見え隠れ (岡山県蒜山高原 ハーブ園水彩スケッチ)

20137



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 バススケッチのツアーで蒜山(ひるぜん)高原のハーブガーデンに来ました。天候は昨日までは連続猛暑日。今日は午前中晴れ、午後から大気が不安定となり雨の予報でした。今日は紫外線が強いので透明サングラスを持ってくるべきだったのに、すっかり忘れてしまい、これが大きな失敗でした。高原では太陽をさえぎるものが無いので、やはりこの時期、透明サングラスは絶対要りますね。しかも今日は比較的スケッチ時間が長くとられていて、スケッチは12時半に始まり、3時間たっぷりありました。そのせいで、スケッチが終わる頃には、目の奥がちかちかしてきました。白いスケッチ紙だと、なおさら目が疲れます。屋外スケッチ用にはナチュラル色の(漂白していない)スケッチブックを勧める人もいます。と言うわけで、夏の屋外でのスケッチには目の保護と熱中症対策、そしてついでに肌の日焼け対策が必須です。今日は雨の用意で雨傘を持って来ていたので、それを日傘の代わりにしました。これは正解でした。途中、少しぱらぱらと雨が降ってきましたが、うまく対応できました。


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 さて、今日は、ラベンダー畑ということで、初夏の明るい黄色とラベンダーの紫と、空や山の青、そして目の前のいたる所に広がる広大な緑をどうするか、が初めから課題でした、黄色と紫は確か補色関係にあったと思うので、こればかりが際立つと落ち着かない派手な絵になりそうだし、講師の先生がバスの中でおっしゃっていた、木々の緑を緑色の水彩絵の具を使わないで、自分の作った色で表現できるかどうかなど、今日のハーブガーデンは、私のとっては、かなり手ごわい題材でした。案の定、絵が出来上がってみると、いつもの私の絵よりややけばけばしい感じになってしまい、緑の表現もあまりうまくいきませんでした。ちなみに、水彩紙はLangton F6 中目で見開き使用。絵具はRowneyWinsor & Newton2種類の固形絵具です。


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このハーブガーデン。なかなかきれいな所でした。家族連れと若いカップルが沢山来ていました。私がスケッチをしているすぐ横のベンチには、小学校3,4年位の女の子とそのお祖父さんお祖母さんが仲良く話しながら休んでいました。女の子の幸せそうな表情と、その子を大事にしている年配の二人の関係が、暖かくやさしさ溢れる会話の中に感じられ、妙に感動しながら、絵を描いていました。

 

花は人を穏やかにします。植物と人間とのつながりは不思議です。植物からいろいろなことを教えられます。私は、最近は水辺の風景が好きなのですが、高原の澄み切った空気と花の景色もいいものです。



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 今日は曇りのち雨でしたが、さすがに7月。かなり暑さがこたえました。水も今日はボトル2本消費。そのほか、蒜山高原のジャージ牛乳のコーヒー牛乳、ジャージー牛乳ヨーグルト、ラベンダーアイスクリームなどを飲んだり食べたり。今日はかなり体力的にこたえたようで、バスを降りたのちも頭がジンジンして、なかなか直りませんでした。夏のスケッチは本当に体力勝負です。皆さんも無理をされませんように。


 

最後に、我が家の庭に咲くラベンダーを数年前にスケッチしたものも載せます。こちらの方は、極細油性ペンでラインを描き、Faber-Castellの油性色鉛筆で色付けしました。



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