わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

春近し 川面の光 水の音 (岡山県岡山市旭川 水彩スケッチ)

20132



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まだまだ寒い日が続くのですが、今日は比較的穏やかな日曜日になりそうなので、岡山市を流れる旭川の土手を歩きました。有名な後楽園の横を流れる川です。後楽園から川上の方へ向かって歩くと、新幹線の高架や山陽本線を越えたあたりから、住宅街の広がるのどかな風景になります。そこをさらに川上に向けて30分ほど歩くと、岡山市の水源地に来ます。岡山市はここで旭川の水を取水して水道水にしています。水道水としては、全国で10本の指に入る水質だそうです。この辺りの旭川は川の流れが速く、ところどころ波を立てています。


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旭川の土手は、春になるとイヌガラシ(菜の花の仲間)の黄色い花が一面に川岸を埋め尽くし、カメラをもった人がよく訪れる場所ですが、2月はまだ肌寒く、河原もやや殺風景です。それでも、川のほとりの木々の先端に黄色い色が付き始め、川面も太陽の光を反射して、もうすぐ春だ、と言っているようです。河原では、近所の家のお父さんと女の子2人が楽しそうに犬を散歩させています。時折、土手をジョッギングの人やサイクリングの若者が通り過ぎます。遠くの山も暖かな空気に包まれてかすんでいます。


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4年前に亡くなった私の義理の父は、北海道の旧制旭川中学の出身なのですが、父がその北海道旭川の名前の由来について生前私に話してくれたことがあって、それによると、岡山県旭川流域の人達が昔、北海道の開拓で入植し、それが市の名前になったということです。しかし、旭川の名前の由来については諸説あるらしく、他にも有力な説があると聞きました。以前、旭川に行った時には、何かそんなことも気になりながら、町を歩いたような気がします。

 

さて、土手にゆっくり腰かけて、スケッチ開始。今日はF4の水彩紙なのですぐに描けました。ちょっと画面が狭かったので、次来たときは、スケッチブックを見開きにして、パノラマで描きたいと思いました。今日は寒さのやわらいだ穏やかな日曜日でした。


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