わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

砂丘とは 際立つ対比 磯の浜 (鳥取県浦富海岸 水彩スケッチ)

20132月 (20122月のスケッチより)


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鳥取砂丘の東隣りに浦富(うらどめ)海岸があります。鳥取砂丘は日本一の規模の砂丘として大変有名ですが、この浦富海岸もその美しさでは負けていません。砂丘雄大な砂の大パノラマとすれば、浦富海岸は岩の美しい海岸美が広がるパノラマです。どちらも、夏の季節が一番観光客が多く、大勢の人が訪れる観光スポットですが、今は冬。今日は、冬の山陰海岸を訪れるバススケッチに参加しました。


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バスでまず鳥取市内へ入り、市内を北へ抜けて、鳥取砂丘の観光センターへ行き、そこで昼食です。ここの昼食は団体向けの昼食にしては質が高かったですね。カニも出ました。近くに賀露(かろ)港があり、新鮮な海産物が水揚げされているせいです。賀露港には、美味しい魚を食べさせてくれるレストランが沢山あります。食事にかなり満足して、再びバスに乗って、少し走ると浦富海岸。バスを長い時間止めるスペースが無いので、全員いったんバスを降りて、バスは別の駐車所へ移動。我々はバスを降りるとすぐに海岸に向かって下りです。かなり急な坂ですが、ちゃんと木の階段と木道がついているので安心でした。日本海を眺めながら下に向かって降りて行くと、見事な磯の風景が現れました。


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少し風が強かったのですが、イーゼルを立てて、立った姿勢でスケッチ開始。幸い寒さは余り感じないで、快調にスケッチを進めることができました。ときどき絵をのぞきに来る若い女性添乗員の人と雑談しながらのスケッチ。冬の光がかなりつよく岩にあたっていて、光と影の関係がしっかり描けるかどうか、が課題の一つです。それと、今回の課題はやはり波立つ海です。海をどう描くか、これが初めから気になっていました。あまり、海を描いたことがないので、不安です。指導の先生から、バスの中で全員に小さなロウソクが配られていて、画面の中で白い波を描きたいところに初めからロウを塗っておくと絵具をはじいくれるのでいい具合になる、とのアドバイスをいただきました。新しい試みができるということで、心が浮き立ちました。


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この浦富海岸に来たのは2度目です。数年前にやはりスケッチに来ました。その時は夏でしたが、海岸の美しい風景に感動しました。今回は冬の荒々しい日本海を予想していましたが、幸い風もそれほど強くなく、無事全員スケッチを終えることができました。海岸からバスの待っている道路脇までの木道の登りが結構長い距離で続きました。最後に、道路端のひろい場所に全員のスケッチを並べ、先生から講評をしていただいて、今日の予定が終わりました。竜宮城へ連れて行ってくれる亀でもその辺にいそうな、そんな雰囲気の海岸です。


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