わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

学び舎は 秋の日差しを 浴びて立ち (岡山県真庭市 旧遷喬尋常小学校 水彩スケッチ)

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2012年10月

旧遷喬(せんきょう)尋常小学校を描くバススケッチに参加しました。旧遷喬尋常小学校は、岡山県北部の真庭市にある国指定文化財です。明治40年(1907年)に建てられた木造校舎が残っています。「木造ルネッサンス風小学校」と言われているそうです。薄緑色の板壁と中央の玄関・講堂の黒い屋根、両脇の教室棟の薄茶色の屋根の調和が、うまくとれています。

午前中1時間半で、まず校舎全体の下書きスケッチ完成。F6の見開きいっぱいにパノラマで描きました。

それから、校舎に入って昼食の給食をとりました。コッペパン、イチゴジャム、野菜と小魚、けんちん汁、牛乳というメニューです。これで合計800円はやや高いかな?しかし、古い教室で、昔ながらの小さな机と椅子に座っていただく給食は、昔食べた給食よりずっと美味しく、満足しました。

昔の給食の定番、脱脂粉乳は、熱いと何とか飲めましたが、冷めてぬるくなったのは、どうにも飲めなかったですね。鼻をつままないまでも、目をつぶって一気に飲んだのを憶えています。普通の牛乳が毎日一本給食についたのは中学校からで、妙に感動したものです。しかし、中学では給食は名ばかりで、実際は弁当持参で、牛乳だけが配られました。

楽しい給食のあと、校舎の中をぐるりと見学して、それから外に出てスケッチ再開。今度は着彩です。今日は秋風が心地よく、空気が乾燥していて、絵具がすぐに乾きました。今日はバススケッチの仲間が沢山いるので、堂々とイーゼルを立ててスケッチできました。今回もカメラで私のスケッチ風景と私の絵を撮るおじさん出現。「スケッチする人」は、カメラマンにとってはよい題材になるんでしょうね。

帰りのバスの中では、スケッチの講評会がありました。絵の好きな仲間とのスケッチは、会話もはずみ、他の人たちのいろいろな絵も見ることができて、楽しいです。