わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

春立つ

2023年2月6日

 

「春立つや机の上が片付かぬ」

 

立春を過ぎて、暦の上でも俳句の世界でも春なのですが、まだまだ寒さが厳しいです。昨年暮れに部屋の大掃除をしてずいぶんきれいにしたはずなのに、また机の上や周りが雑然としてきました。実は自分の部屋の床の掃除機は毎日しています。猫が一緒にいるからです。家の掃除機も1週間に3回。訪問看護などがあるからです。そういうわけで比較的掃除はしているのですが、肝心の自分の机の上が乱雑。机の上をきれいに片付ければ仕事が進むというのは本当か。もし本当なら、もう少しきれいにしたいものです。

 

今日の季語は「春立つ」。

 

「春立つ」を使った句を一つ。

 

「春立つと影が勝手に動き出す」    萩山栄一

 

春になるとすべてのものに命が吹き込まれ生き生きと動き出す感じがします。そんな感じを「影が勝手に動き出す」という表現に込めています。「春立つや」と切れ字を使うのではなく、「春立つと」としたところが原因・結果の関係を明確にし、この場合はこれがよかったのだと思います。

 

 

 

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