冬萌(ふゆもえ)
2023年1月31日
「冬萌や高校生と絵の交流」
今日から私達の水彩スケッチグループ20名の作品展が始まりました。会場には同時開催の岡山県高校美術展に参加する高校生たちが来てくれて、思いがけない交流ができました。皆美術部に所属する生徒さんたちで、中学も高校も美術部。そして大学も美術部に行きたいと言っていました。中には美術系大学を目指す人もいるかもしれません。
これから1週間展示が続くので、まだまだ交流ができます。こちらからも高校生の作品を見にたびたび彼らの会場を訪れたいと思います。
今日の季語は「冬萌」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)によると、「日だまりなどで、いち早く芽を出すのが冬萌え。植物の生命力を思わせる」とあります。
「冬萌やこゑなき泉ひかりつつ」 前田鶴子
冬なのに明るい春の光を感じさせるという句です。冬萌、泉、ひかりの3つの言葉で春が近いことを暗示します。きれいな透き通ったような句だと思います。