わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

厳寒

2023年1月25日

 

「厳寒やブタひき肉のだんご鍋」

 

寒くなりました。今朝の岡山市の最低気温はマイナス5℃。地面が雪で覆われていました。7時過ぎに、滑らないように足元に気をつけながら散歩へ。こんな寒い朝でも雪道には既に犬の散歩の足跡が。野猫たちは寒くて出てこないだろうと思っていたら、みな元気に現れました。小鳥もカラスも飛んでいました。こういう生き物の姿を目にすると励まされます。

 

昼はブタひき肉を使っただんご鍋を作りました。白菜がおいしいのでたっぷり入れます。スープは鶏ガラ中華スープの素を使って作ります。ひき肉にみじん切りにしたネギ、生姜、しいたけを加え、塩コショウ、しょうゆ、酒、卵、パン粉を加えてよく手で混ぜて、小さな団子をつくります。それを油を引いたフライパンで焼き色がつくまで焼き、白菜とスープの入った鍋に加えて中火で15分炊きます。生姜の味が決めてです。寒い時期に体が温まる鍋料理です。我が家では最近これが人気メニューです。

 

さて、今日の季語は「厳寒」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「厳寒」を見てみました。

 

「寒さに余り種類はない。一日の最高気温が零度未満の日を真冬日、一日の最低気温が零度未満の日を冬日または霜日という。東京では一応零下三度が厳冬の目安か。北海道では極寒を『しばれ』という。」

 

「厳寒」を季語にした句を一つ。

 

「厳寒や尾を凍らせて馬車の馬」   石塚友二

 

もう今は馬車の馬は見かけることはないのですが、昔の馬車を想像できます。尾が凍るほどの寒さなのでしょう。東北地方か北海道の昔の冬を連想させます。そう言えば、今日散歩道で会った猫たちも毛に雪をつけていました。外で生きる動物たちのたくましさを感じます。

 

 

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