わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

春待つ

2023年1月30日

 

「春待つや庭の小鳥の賑やかさ」

 

朝食のりんごの切れ端を、庭木に吊るしたらせん形餌台に置いたら、今年初めてのメジロが来ました。それ以外にも雀やヒヨドリは朝から餌を求めて飛び回っています。

Twitter で愛鳥家の写真や動画をフォローしています。多くのバードウオッチャーたちが写真に撮って見せてくれるルリビタキにはこの辺りではお目にかかりません。あのきれいな青い鳥を見たいと思い、毎朝の散歩にはズームのデジカメを持っていきますが、ルリビタキはいっこうに姿を見せません。この辺りの開けた土地では無理なのでしょうか。

 

今日の季語は「春待つ」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「春待つ」を見てみました。

 

「昔は春と正月が一致していたから『春待つ』とは新年を待つことであったが、明治以降は新年と春が分離したため純粋に季節の春を待つ感覚となった。四季の中でも特に春を待望する気持ちは強い。」

 

「春待つ」を季語にした句を一つ。

 

「春待つや厨の妻のわらべ唄」    今泉貞鳳

 

昭和30年代のNHKテレビ「お笑い三人組」で人気だった講談師一龍斎貞鳳さんが俳人だったとは知りませんでした。素直ないい句です。

 

 

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