わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

寒月

2023年1月16日

 

「目疑う電気料金寒月夜」

 

電気会社から請求書がきました。値上げは分かってはいたものの、実際の数字を見てびっくり。去年より倍以上高い請求額です。我が家は屋根に太陽光パネルを置いて蓄電器に昼間は電気をためていますが、日射しが弱い冬季はそんなのは焼け石に水みたいなもの。最近のエネルギー価格の高騰には為すすべもありません。やはり節電しか無いのです。

 

今日の季語は「寒月・冬の月」。寒さの厳しい冬をイメージさせる季語を選びました。ロシアのミサイル攻撃により全土で停電になっているウクライナに思いを馳せながら、一方、高いといってもまだ電気が自由に使える日本の幸せを感じつつ詠みました。

 

「寒月」を季語にした句を一つ。

 

「襖絵の山を開きて寒月夜」    松本ヤチヨ

 

お寺の襖か、あるいは立派な邸宅の襖でしょうか。ちょうど山が描かれている襖を開けると、外の庭が見える。寒い冬の月夜です。冷気も部屋に入ってきます。そんな情景が目に浮かびます。「山を開きて」という表現が秀逸です。

 



 

 

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