わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

葉生姜(はしょうが)

2022年9月15日

 

「葉生姜や君を描いて知る季節」

 

葉生姜とは葉のついたままの生姜のことです。スーパーでは葉の大部分を落として緑の茎の一部を残した生姜として売っています。今日はそんな葉生姜をスケッチしました。

 

「葉生姜」は秋の季語のようです。「葉生姜」を詠んだ句を探しました。

 

「一束の葉生姜ひたす野川かな」   正岡子規

「葉生姜の匂ひや添えて菊の露」   中村史邦

 

第1句。収穫した葉生姜を川の水で洗っているのでしょう。こんな光景に出会ったらすぐにカメラのシャッターを切りそうです。第2句。いかにも秋らしい風情の句です。ちょっと何もかもが揃いすぎていて、これだと焦点が合わない感じもありますが。

 

今日のスケッチ

アルシュ水彩紙 荒目 F6

鉛筆とホルベイン水彩絵の具