わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

かまきり

2022年7月31日

 

「カーテンにかまきりの子や迷い路」

 

今日の季語は「かまきり」。秋の季語だが、生まれたばかりのかまきりの子の季語は夏かもしれない。

 

二階のガラス窓のレースカーテンにかまきりの子を見つけた。どうして部屋の中に入ってきたのか分からない。多分、妻が二階のベランダに洗濯物を干す時に入ってきたのだろう。外は暑いから部屋の中のほうが快適かもしれないが、中にいては生きていけないので、そっと外に放してやった。かまきりは時々家の外壁に卵を産み付ける。孵化すると小さな子どもたちがわっと湧き出すように出てくる。しかし、彼らもほとんどは成長できなくて死んでしまい、わずかの個体が成虫になる。

 

かまきりの成虫は強い。いつかテレビでかまきりが小鳥を捕まえるシーンを映していた。昆虫が小鳥を捕まえるというのはショッキングだった。普通は逆だが、つよい鎌をもつ大きなかまきりならそれも出来るのだろう。