わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

偶然が 重なって昼食 冷やし中華

2022年6月11日

 

今朝起きてカーテンを開けると、今にも降り出しそうな空。部屋でラジオ体操をして、それから顔を洗って、用心に折り畳み傘を持って朝の散歩に出た。週末は平日に普段会わない若い人が散歩をしている。土日は母親のデイサービスの迎えが来ないので、ゆっくり散歩できる。40分のフルコースを歩く途中で田んぼにさしかかると、農家が田に水を引いていた。いよいよ田植えのシーズン開始だ。

 

散歩コースの中ほど、農道脇の畑でまた91歳のお婆さんに会った。農家の男性と話をしていて、ちょうど歩いてきた私と妻を見つけて声をかけてくれた。

「久しぶりじゃなあ。よかったらこれ食べて」

差し出されたビニール袋にはきゅうりが3本入っていた。

「今、この人にもあげたんじゃ。形が悪いけど、採れたばかりじゃからおいしいよ」

農家の男性は小型トラックで来ていて、これから始まる田植え用の稲の苗の管理をしていた。有り難く採れたてのきゅうりを頂いて、散歩道の終盤の急坂を登って自宅に向かった。

 

 

朝食後、車で行きつけの散髪屋に行った。月に1度の割合で散髪している。多分もう20年近くその散髪屋さんにお世話になっている。私と同じ年代の夫婦で店をやっておられて、腕もいいが、会話が楽しい。自分に合う理髪店を探すのは実は難しかった。子供の頃は散髪はもっぱら母親がしてくれた。中学に入って坊主頭になり、その時から理髪店に行くようになった。大人になって散髪屋は結構ストレスだった。散髪中の会話が苦手で、ほとんど黙って散髪してもらうことが多かった。店もいろいろと探して、どこにも気に入った理髪店が見つけられず、結構悩んだ。今の散髪屋さんは、初めて入った時にとても印象がよかった。清潔で、会話もさり気ない世間話。やがて、このご夫婦と旅行の話、釣りの話、地元岡山ファジアーノのサッカーの話などをするようになり、散髪に行くのが楽しくなった。理髪店も昔ほど客の入りがよくないらしい。それで私は毎月定期的に散髪に行くことで、この散髪屋さんを支援したい思っている。

 

今日は散髪屋のご主人と話をしていて、昼ごはんの話題になった。今日の昼は、散髪から帰宅して昼食の準備の時間があまりないので、簡単なメニューを考えていた。たまたま冷やし中華がおいしい季節になったというような話になって、そうだ、今日は今朝頂いたきゅうりもあるし、冷やし中華にしようと思いついた。散髪の帰りにスーパーによって、材料を買い足して、昼はこの冷やし中華にした。

 

 

レシピを書くほどのこともなく、誰でも出来る冷やし中華。夏の食卓の救世主だ。食後はほどよい疲れと冷やし中華の味に満足して急に眠くなり、2時間も昼寝をしてしまった。