わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

英単語メモ ー changemaker(チェンジメーカー)

2022年6月10日

 

 

 

今日はNHK語学テキスト『ラジオビジネス英語』(2022年3月号)に掲載されているメラティ・ワイゼンさん(インドネシア・バリ島生まれの環境活動家)のインタビュー記事「Sustainable Development」(持続可能な開発)に出てくる言葉 について考えてみました。

 

メラティさんは12歳のとき(今から8年前)にバリ島で “Bye Bye Plastic Bags”(バイバイ・プラスチックバッグ)というプラスチックバッグ使用中止運動を始めた世界的に注目される若い女性活動家です。その後も、つぎつぎに社会変革の運動をすすめ、若い世代の社会活動のシンボル的存在になっています。地球温暖化防止を叫んで活動するスウェーデン若い女性環境活動家グレタ・トゥーンベリさんと並んで、世界をリードする若手活動家と言っていいでしょう。写真で見るとまだあどけなさが残る顔つきですが、インタビューの記事には意志の強さとやる気が溢れています。私達にもかつて20歳前後の年齢の時(1970年頃)にはこのような社会変革の意識に燃えた時代があったことを思い出しました。

 

メラティさんが一貫して持っている気持ちは、changemakerになる、ということだと思います。Changemakerはわかりやすい英語です。ここでは「社会を変える人」というような意味です。そのためには何をすればいいか、どんな戦略が役にたつか、を子供の頃から自分の頭でよく考えています。そして考えるだけでなく実行する。Walk one’s talkという言葉がインタビューに出てきましたが、話したことを実行する、有言実行する、という意味です。まさにその通り、どんどん自分の力で進めていく。若い世代のエネルギーを感じます。

 

メラティさんが活動の理念にかかげているのがSDGs です。国連が定めた17項目の持続可能な開発目標です。地球に住む我々(人間)一人ひとりがSDGsを意識して生活すれば、だれでもchangemakerになれる。インタビュー記事を読んで、彼女がそう訴えているように感じました。

 

ついでに、新しく知った英単語を一つ。Single-use plastic bags. 「使い捨てのプラスチックバック」です。普段我々が、「使い捨てレジ袋」と呼んでいる袋のこと。使い捨てはdisposableをよく使いますが、このsingle-useという単語を見てなるほどと思いました。この方が簡単で、英語を習い始めた小学生でも使えそうです。