わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

備中国分寺とれんげ畑のスケッチ (岡山県総社市)

2022年5月8日

 

 

爽やかで気持ちのいい日曜日の朝。備中国分寺岡山県総社市)のグループスケッチにでかけた。今日の参加者は16名。昨日の岡山県の新型コロナ感染者は688名だった。増えたり減ったりの繰り返しだ。しかし、これだけ広々とした場所だと感染リスクは非常に少ないだろう。5月。やはり外でのびのびとスケッチしたい!

 

れんげ畑は農家が機械で次々に掘り起こしていた。先週下見に行ったれんげがもうなくなっている。まだれんげ祭りの最中なのに。これが「後の祭り」つまり「手遅れ」ということか。まだ残っているれんげ畑と五重塔を入れて描くことにした。久しぶりにF6サイズのスケッチ用紙を縦に二枚並べてみた。これで奥行きが出る。

 

まず五重塔から描き始める。存在感のある塔だ。江戸時代に建てられ、数年前に修復作業が終わった。それから五重塔の周りの木立、そして手前のれんげ畑を描く。れんげ畑が難しい。そして一番手前に畑のあぜ道を描いた。あぜ道の雑草を大きく描くことで遠くの五重塔との距離感が出る。

 

今日の失敗は、昼食と水筒の入ったリュックサックを駐車場の車の中に置いてきたこと。スケッチ現場に着いてスケッチを始めて、しばらく経って気がついた。駐車場まで歩いて往復20分近くかかるのであきらめた。水なし食料なしのスケッチ。今日はまだ涼しかったのでよかったが、これが夏場の炎天下だと体がもたない。スケッチしに来たのに絵の具がない、絵の具を溶かす水がない、筆がない、消しゴムがない、イーゼルがない、などなど、これまで数え切れないくらいの失敗を経験したので、少々のことではへこたれない。

 

れんげ畑に手こずったが、2時間の短めのスケッチを終わってみると、やはり現場で描いた臨場感がでていると思った。やはり現場スケッチはいい。絵に迫力が出る。

 

今日のスケッチ

ホワイトワトソン水彩紙 F6 2枚ならべて

鉛筆とホルベイン水彩絵の具

所要時間:2時間