2025年に訪れる未来予想図
2022年4月1日
時々時間がある時に新聞記事の切り抜きをしている。興味ある記事を見つけるとハサミで切ってA4ノートに貼る。先日、日頃あまり注意して見ない週刊誌の広告記事に思わず失笑し、迷わずノートに貼った。
2月21日朝日新聞に載っていた某週刊誌の記事。「巻頭衝撃レポート 2025年に訪れる絶望の未来予想図」。そして「団塊世代800万人が全員75歳以上 そのとき必ず起こる恐ろしいこと」と続く。
一体何だろう。団塊の世代なので、興味津々で次に続く小さな活字を眼をこらして読む。
- マイホーム主義にこだわりすぎて独居老人が激増
- 権利意識が強すぎて介護ヘルパーにパワハラ横行
- 女性関係に貪欲すぎて老人ホームで恋愛トラブル
- 医師・看護師不足で医療逼迫、火葬場不足で10日待ち
この国を支えた世代は“ニッポンのお荷物”になった?
別に我々はマイホームにこだわってはいない。ただ、家は大事だと思う。家は一生のうちで一番大きな買い物だった。もし一人になっても居住空間を狭くして頑張って自宅で暮らしていきたい。家がガタガタになっても何とかしたい。独居になっても迷惑はかけない。
我々が権利意識が強い? そうは思わない。むしろ周りの人(特に若い世代)を支援しながら生きていきたいと強く思っている。周りの人に迷惑をかけないで静かに生きていくつもり。ヘルパーさんには感謝こそすれ、絶対パワハラなんかしない。
女性関係に貪欲? 老人ホームで恋愛トラブル? 歳をとっても恋愛。素晴らしいじゃないですか。同性・異性に関係なく友達は宝だ。人生の一番の宝は家族と友人だ。
医療逼迫? うーん、これはあるかもしれない。なるべく健康に注意したい。火葬場不足で10日待ち? これは心配無さそう。私の住む町では、最近近くの山の中に最新設備を備えた火葬場が出来た。心配なし。都会暮らしで心配な人はそんな田舎に移るべし。
その週刊誌の広告には「4つの対策で今すぐ備えよ」という見出しもあって、
- ケアマネ選び
- リフォーム
- リビング・ウイル(病気になった時の治療に関する意志表示)
- 医療費節約
が書かれていた。しかし、どれもこれも当たり前過ぎて「対策」になっていない。こんなの誰でも早くからやっているか、考えている。目新しいことは何もない。
団塊世代800万人はまだまだ気合十分だ。100歳まで生きて、存在感を示しつつ活躍する人が多分続出するだろう。これが私の団塊世代の「未来予想図」だ。