わたしの水彩スケッチと読書の旅

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英単語メモ ー disability(ディサビリティ)、disabled(ディセイブルド)、wheelchair(フイールチェア)、scooter(スクーター)

2022年3月21日

 

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今日は NHK 語学テキスト『ラジオビジネス英語』(2022年1月号)に掲載されているジョシュ・グリズディルさん(カナダ出身の身体障害者で海外の障害者に向けた日本観光の英語情報Webサイトを運営)のインタビュー記事「Inclusive Society」(共生社会と訳されている)に出てくる言葉 について考えてみました。

 

実際にグリズディルさんがやっている Web サイト(https://www.accessible-japan.com/

にアクセスしてみると、その内容がよく分かります。例えばホテル。身障者に優しい全国のホテルがリストアップされ、設備や値段が書かれています。中国地方では広島と鳥取だけが出ていて岡山が無かったのが残念でしたが、多分グリズディルさん自身が使ってみたホテルなのでしょう。説明はていねいです。その他、鉄道の状況や観光の案内も当然出ています。どこで wheelchair を借りられるかの情報もあります。

 

Disability は「身体障害」という意味の名詞です。本文では disabilities と複数形で使われていました。Disabled は形容詞で「身体障害の、身体障害者用の」という意味があります。この人達の多くが wheelchair(車椅子)を使います。Wheelchair が使えるかどうかが、観光でも大事なポイントになります。「この人達」と書きましたが、実は wheelchair はいずれ私達誰もがお世話になる可能性がある道具です(病気や高齢で)。なので、wheelchair で容易にアクセスできるように少しずつ町の道路やレストランやトイレや駅の設備を変えていかなくてはなりません。

 

昔は日本はこの点が遅れていましたが、最近急速に改善されました。例えば、数年前に高齢の母を wheelchair に乗せて JR で旅行したことがあります。その時の駅員さんの親切な対応には驚き、感謝しました。どこの駅でも改札から列車の席まで母の  wheelchair を押してくださったからです。

 

トイレもよくなりました。お寺や神社、観光地もずいぶんと身障者のアクセスに気を使うようになりました。高齢化が進む日本では、この改善傾向は今後ますます進むでしょう。とてもいいことです。これから地方の観光地を訪れる時にも、こういう視点で施設を見てみたいとおもいます。

 

このインタビュー記事で一つだけ分からなかった単語が scooter。子供が足で蹴るスクーターはよく知っているのですが、ここでの意味は「電動車椅子」。そう言えば、最近はこの電動車椅子を目にすることも増えました。

 

Wheelchair で思い出すのは東京パラリンピックの選手の活躍。例えばバスケットボール。あんなに器用に見事に wheelchair を操って果敢にプレーする選手を見て、本当に感動しました!Wheelchair の人が当たり前に受け入れられる社会は素晴らしいと思います。