わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

コンサート「ヴイヴァルディ・四季」と「ピアソラ・ブエノスアイレスの四季」

2022年3月13日

 

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岡山フィル第71回定期演奏会に行きました。演目の最初はヴイヴァルディの「四季」。指揮とバイオリン独奏は福田廉之介さん。福田さんは1999年岡山県生まれ。20歳代前半のまだ非常に若い、しかし将来を期待される演奏家です。

 

ヴイヴァルディの「四季」と言えば、イ・ムジチ合奏団の演奏が有名です。かなり前に大ヒットとなり、レコードとCDで散々聞いてきた演奏ですが、今回初めて生の演奏を聞きました。やっぱ生はいいです!迫力がありました。レコードやCDで聞くと、平坦な感じで淡々と美しいメロディーが流れる印象ですが、生演奏ではあちこちに聞かせどころがある感じ。演奏者の若さと演奏技術が光っていました。

 

ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」は今回初めて聞く曲でした。アルゼンチンタンゴのリズムが生き生きと全曲にながれ、演奏者も思わず足でリズムを取る感じ。福田廉之介さんをはじめ、皆演奏に乗っていました。作曲したピアソラ(1921年〜1992年)はアルゼンチン生まれのニューヨーク育ち。この曲は、クラシック、ジャズ、アルゼンチンタンゴの雰囲気を取り混ぜた曲になっています。ヴイヴァルディの「四季」を引用する部分もありました。弦楽器だけてジャズやタンゴの雰囲気が出せるのも不思議でした。

 

音楽や美術は人を幸せにする力をもっています。ウクライナの戦争が早く終わって、ウクライナの人たちが戦禍から立ち直って、日々の生活の中で芸術の力で再び元気になれる日が早く来るといいです。