わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

英単語メモ ー resilience(レジリアンス)、resilient(レジリアント)

2022年2月16日

 

f:id:yaswatercolor:20220218172752j:plain

 

NHK語学テキスト『ラジオビジネス英語』(2021年10月号)にリンダ・グラットンさん(ロンドン・ビジネススクール教授)のインタビュー記事が7回にわたって連載されていました。「マルチステージの人生」というタイトルです。新型コロナの流行の下で、人はどのように生きればいいかについて、彼女の考えが述べられています。

 

その中で、グラットンさんは「目に見えない資産 (intangible asset)」が大事であると話しています。その資産とは、第1に健康、第2に学ぶこと、そしてその結果得られる知識、第3に社会との関係(人間関係)です。この3つの資産をもっていると、新型コロナ禍の世の中でもこれらが resilience(抵抗力)となってあなたを救ってくれると述べています。

 

この resilience という単語。普段あまり使わない単語で、私は多分ここで出会うのが初めてですが、なかなか魅力的な単語です。形容詞は resilient で「抵抗力のある」という意味です。外から力を加えられた金属がその力に抵抗して跳ね返すというイメージです。

 

Advanced Favorite English-Japanese Dictionary で調べてみました。

 

Resilience(名詞)①弾力性, 弾性. ②回復力, 立ち直りの早さ.

Resilient(形容詞)①弾力のある, 弾性に富む. ②回復力のある, 立ち直りの早い.

 

Oxford Advanced Learner’s Dictionary で見てみました。

 

Resilience (名詞)1 the ability of people or things to feel better qickly after sth unpleasant, such as shock, injury, etc. (人や物がショックやケガなど不快な状態から速やかに回復する能力). 2  the ability of a substance to return to its original shape after being bent, stretched, or pressed. (ある物が、曲げられたり、引き伸ばされたり、押さえつけられたりした後に、もとに戻る能力).

 

なるほど、これはさらに分かりやすい説明です。

 

コロナ禍を生き延びるには、マスク・手洗いなどの健康上の注意に加えて、いつも学ぶ姿勢を持つこと、そして人との関係を大事にすることが大事であることがわかります。人との接触が制限されている現在ですが、何とか社会との関係性を保ち、精神面の孤立を避けて、resilience (回復力・復元力) をつけたい(維持したい)ものです。