わたしの水彩スケッチと読書の旅

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英単語メモ — rainbow (レインボウ)

2021年11月24日

 

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今朝、散歩道でみごとな虹を見ました。普段、道ですれ違っても話しかけて来ない年配の男性も、今日は珍しく「虹がきれいですね」と声をかけてきました。久しぶりにきれいな虹を見たので、紅葉の木々を入れて写真を撮りました。そのうち空からパラパラと小雨が降ってきましたが、天気雨ですぐに止みました。空は青空でした。

 

虹は、英語で rainbow。雨の rain と弓の bow が合わさってできた単語です。虹の7色が弓状にカーブしているので、こんな名前になったのでしょう、初めてアメリカに長期滞在した時、借りたアパートにテレビが無くて、友人に頼んで車でテレビを買いに行きました。買ったのは東芝のテレビ。うれしくてドキドキしながらスイッチを入れて最初に見たのが映画「オズの魔法使い(The Wizard of Oz)」でした。

 

カンザスの農場に住む少女ドロシー役のジュディー・ガーランドが歌う「虹の彼方に」は、Somewhere over the rainbow ・・・♪ で始まる有名な歌詞とメロディーで世界的に有名になりました。この映画はアメリカ人が大好きな映画で、テレビで繰り返し上映されていました。日本でも時々テレビで見ることがあります。

 

その rainbow を Advanced Favorite English-Japanese Dictionary で調べてみました。

 

Rainbow(語源:rain 「雨」+bow 「弓」)

(名詞)① にじ(英米ではにじは6色とらえられることもあり、必ずしも7色ではない). ② (にじのように) 多彩なもの. ③ 幻の希望 [目標].

(形容詞)① 多彩な, 色とりどりの. ② 他人種 [グループ] からなる.

 

虹を見るためには3つの条件が必要で、それは(1)太陽が自分の背後にあること、(2)自分の正面の空に雨粒があること、(3)太陽からの光が雲などにさえぎられることなく雨粒に到達していること、の3つです。太陽光線が雨粒に入った時に、光は一度屈折し、そして雨粒の中で反射して逆方向に進行し、雨粒から空気へ出た時にもう一度屈折します。その屈折・反射・屈折を繰り返した光が私達の目に入ります。光が屈折するときには光の波長が短い紫色の光が最も屈折しやすく、波長が長い赤色の光が最も屈折の割合が小さいことが分かっています。それでその屈折率の差に従って紫・青・緑・黃・赤と光の色が別れて目に入ります。

 

太陽の位置との関係で、空のどの辺りに虹がかかるのか(角度)、なぜ虹の外側のリングが赤色で内側が紫なのか、なぜ虹は弓状になるのか、など物理の本には詳しく書かれています(例えば一般向けの『これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義』、ウオルター・ルーウィン著、文藝春秋)。この本もざっと読んで早わかりする内容ではないのですが、じっくり何度も自分の頭で考えながらじわじわ読み進むとだんだん分かってきます(分かった気になります)。それが自然科学を勉強する面白さにつながります。

 

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