わたしの水彩スケッチと読書の旅

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健康診断

2021年10月7日

 

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吉備路自転車道を散歩中に見た日光浴をするカモたち

 

これまで毎年欠かさず人間ドックを受診して来ましたが、昨年は新型コロナの感染拡大で人間ドックの申込みをしませんでした。そして今年はどうしようかと悩んだ末、初めて岡山市国民健康保険特定健康診査を受けました。結果が昨日出ました。幸い検査範囲内で大きな異常はありませんでした。

 

今日は大きな総合病院での人間ドックと近所のかかりつけ医院での特定健康診査の違いについて書いてみます。

 

まず料金の比較です。大病院(倉敷市のC病院)での日帰りドック(胃カメラ)コースは、2020年2月の冬季割引期間中に受診したときは35,200円でした。一方、今回のかかりつけ医院での検査は血液検査、尿検査、胸部X線撮影、大腸がん検査(検便)で1,220円。これに胃がんの検査をすると胃部X線検査で1,130円、内視鏡検査で1,540円の追加になります。市から補助がでているので特定健康診査はとても安いです!

 

検査の内容と時間を比較します。倉敷の病院では8時前後に受付開始なので7時頃には自宅を出ます。車で病院まで50分かかります。受付が終わると、まず着替え室に入って検査着に着替えた後、順番に検査をうけます。腹部エコー検査や、心電図検査、肺活量検査、眼底検査など、様々な検査があります。最後に胃の内視鏡検査ですが、最新の設備が整っていて、やはり緊張はしますが、安心して検査を受けられます。豪華な昼食を挟んで、医師からの結果説明を聞いて、午後2時ごろには終わります。全体に流れ作業です。きれいな人間ドック専門病院での検診は快適です。一方、市の特定健康診査の方は、いつ病院に行ってもよく、短時間で検査が終わるところが魅力です。病院が近所なので車で10分以内で行けます。普段着のままで受診します。多少検査設備が古かったりするのは仕方ないでしょう。検査自体には問題はありません。

 

検査の説明の比較をします。大病院では、説明を聞く人が沢山順番を待っているので、待ち時間が長く、人が多い日は医師ではなく保健師さんが説明をされるときがありました(重大な病気の兆候がない正常な人の場合)。これがちょっと不満です。やはり医師から詳しい説明が聞きたいですね。かかりつけ医院の場合は、医師に時間的ゆとりがあるので、かなり時間をかけて自分の体調の悩みを聞いてもらえるというメリットがあります。自分の最新のデータを身近な医師に管理してもらえるというのも大事なポイントでしょう。

 

検査データの比較をします。大病院の検査結果は、解説つきでさすがに丁寧に書かれています。その日のうちに印字されたものが冊子となって渡されるのもいいです。一方、かかりつけ医院の場合はやはり時間がかかり、尿と血液検査の結果説明は当日ですが、その他は2週間後になります。それでも結果の説明は丁寧でした。

 

高齢になると人間ドックの胃カメラや胃のX線撮影は負担です。とても気になるところがある場合は、すぐに精密検査に直結する大病院での人間ドックのほうがよいとおもいますが、とくに異常がないときは、近所の病院での検査でもいいのではないでしょうか。いずれにしても、毎年、定期的に受診するのが病気の早期発見には大切です。体の調子をみて、人間ドックと市の検診をうまく組み合わせていくといいのかもしれません。