わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

日帰り人間ドックに行きました

2020年2月8日

 

昨日は日帰り人間ドックに行きました。朝8:40受付。新設された倉敷中央病院の人間ドック専用の建物(倉敷中央病院予防医療プラザ)に初めて入りました。エレベーターで3Fの受付へ。広くて明るい待合室です。順番に名前を呼ばれて受付終了。予め記入しておいた問診票、内視鏡検査同意書、採尿容器(当日早朝に採尿)、採便容器(当日までに2日分)を提出し、まずは検査着に着替えます。新しいロッカーの鍵の開閉に不慣れで、やや戸惑いましたが、すぐに要領がわかりました。

 

着替え室を出ると問診です。受付で提出しておいた問診票の内容について確認を受けます。それから次は診察。若い女医さんに診察してもらいました。目、首筋、口の中の喉、胸と背中から聴診器をあてて肺と心臓の音の確認、腹部を押さえての診察と一通りの診察を受けました。若い女医さんに診てもらうと何となく心が浮き立ちます。

 

それから次は採血。血液検査結果が出るのに時間がかかるので、これが全体の検査の真っ先にきます。今日は今年一番の寒い朝だったので、1時間ほどの車の運転で病院に来る間に手が冷えたのか、いつものように腕部をゴムで締め付けても、私の右腕も左腕も血管がうまく浮き上がらず、係の人は針をさす場所がよく見えなかったようです。左腕をヒーターで温めた後、別のベテランの人に交替して採血してもらいました。腕の内側に注射針をさして、一度はうまく行かずやり直し。「痛かったでしょう、ごめんなさい」と何度も言われましたが、何も痛みはなく平気でした。私の腕の血管は他の人より細いらしく、採血の時にはいつもこんなことが起こります。私もいつものことなので慣れています。採血の人の話によると、腕の内側は神経が沢山通っているのでこの部位で採血する人の中には時々手が一時しびれたり麻痺したりする人があり、なるべく腕の外側部位で採血するのだそうです。

 

それから胸のレントゲン、眼圧・眼底検査、聴力、視力、身長・体重・お腹周りの測定、血圧、肺機能検査、心電図、腹部超音波とすすんで、最後に待っているのが胃の内視鏡検査です。胃カメラによる検査ですが、私は今年が連続4回目となります。この胃カメラのことが若干気になって、だんだん緊張してきました。

 

胃カメラの受付に行ってしばらく待っていると名前を呼ばれました。本人確認の後、口からのカメラ挿入であることの確認があります。それから椅子に座って、まず胃の中の泡を除去する液体を紙コップ一杯飲み干します。続いてゼリー状になった喉の麻酔薬を飲み込まずに喉の部分で3分間保持します。次第に喉や舌の感覚が無くなるのが分かります。それを飲み込んで、しばらく座って検査の順番を待ちます。名前を呼ばれ暗い検査室に入り、ベッドの上に左腹を下にして横になり、体の位置を看護師さんの助けで修正します。それから担当医師から挨拶を受け、こちらも「よろしくお願いします」と挨拶して検査開始です。口にマウスピースをはめてそれを歯で軽く噛んで待機していると、口からカメラが入っていきます、喉から食道の狭いところをカメラが通る時に強い吐き気がしますが、すぐにおさまります。あとはカメラが胃の中を上部から下部、十二指腸近くまで撮影します。途中、胃を膨らませて撮影しているので、我慢しきれず大きなゲップが出ます。今回特にひどい異常は無かったようで、「もうすぐ終わりますよ」と言われてカメラは最後にあっさり喉から抜かれました。この間10分ぐらい。看護師さんの声かけで安心し、緊張がほぐれてずいぶん助けられました。ホッとして口からでる唾液や液体をティッシュでぬぐい、これでおしまいです

 

胃にポリープがあると、この段階で摘出されます。あとで顕微鏡などを使っての精密検査となります。ガンがあることが分かるとすぐに入院・手術となります。

 

胃のレントゲン撮影も胃カメラの代わりに選べますが、胃カメラほど感度がよくなく、また造影剤のバリウムを飲んで検査台の上でいろいろな姿勢を取らされるので疲れます。おまけにバリウムを下剤でお腹から出すのに翌日いっぱいかかり、これが厄介です。下剤が効かないと、バリウムを含んだ便が詰まり、排泄時に死ぬほど辛いおもいをします。それを考えると、胃カメラの方が楽です。そして、胃カメラも次第に小型化しているようで、診てもらう我々の負担も少なくなっているような気がします。

 

10時半には全検査が終わり、11時半から食事。そして午後2時過ぎに結果説明を聞いて帰宅しました。検診料は35,200円でした。高額といえば高額ですが、自分の健康のための出費なので、やむを得ません。毎年人間ドックを受診してもう20年近くになるとおもいます。冬の時期は料金が割安に設定されています。私にとっては、毎年冬のこの時期の定例イベントとなっています。

 

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人間ドックの結果待ち時間に、近くの画材屋さんで買ったペン