わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

君に会えてよかった

2020年2月6日

 

今日一番うれしい出来事が早朝の散歩道でありました。もう何ヶ月も会えなくて、ひよっとしたらどこかで死んでしまったのかと思っていた地域猫(野良猫)のブレッド君に今朝久しぶりで再会出来たのです。ブレッド君に初めて会ったの確か一昨年の秋。しばらく早朝の散歩道で出会っていたのですが、そのうちパタッと出てこなくなり、再び出会ったのが去年(1年前)の寒い朝でした。それから春・夏が過ぎて再び失踪。そして今日はこの冬一番の寒い日。今日は地域のゴミ出し日なので、人通りが多く、こんな日は地域猫と会うことはないだろうと思って諦めていたのですが、小学校の前の公園の溝になつかしい猫の頭が見え隠れ・・・。「あっ!ブレッド君!」と声をかけると、こちらを見て走ってきました。「わあ、久しぶりだねえ!!」と一緒に散歩していた家内も私も感激。もしかしたら今日はブレッド君に会えるかな、と期待していつも毎朝自家製の食パンの切れ端を小さな容器に入れて持ち歩いていたのですが(戦後、戦地の息子の帰還を待ちわびた「岸壁の母」状態です)、今日はやっとパンをやることが出来ました。今日のパンは作りたて。バターも入っています。「どこにおったん?」と思わず声をかけましたが、彼は久しぶりにもらったパンに夢中。美味しそうに食べていました。半年ぶりのブレッド君。痩せているかなと心配しましたが、結構ずんぐり太っていました。あちこちでいろいろ食べ物を調達しているのでしょうか。

 

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それにしても地域猫はたくましい。こんな寒い朝も自分の体一つで生きています。野良猫の寿命はせいぜい1,2年といいます。過酷な自然条件の中で、毎日エサを探して歩き回る。すごいなあ。人間も何万年も前の大昔はそうだったんですね。狩猟生活であちこち狩りをし、そして時には木の実なども食べていたのです。しかし、その後人類は農耕生活を始めて爆発的に増加。これだけ人口が増えて人類が思い通りに自然を支配する現代では、野鳥や昆虫やその他の小動物、そして植物の種類や数が全地球規模で激減しています。こんな状態では野生の猫やその他のイノシシやクマも本当に生きにくいでしょう。そして人類の社会的活動の結果生じた地球温暖化は、人類だけでなくその他の地球上のあらゆる生物にとって強いストレスになっています。

 

そんな中で、ブレッド君、よく頑張るね! 拍手だよ! また明日から散歩が楽しみです。

 

 

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