わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

車椅子 (wheelchair)

2021年8月27日

 

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東京パラリンピックが始まり、車椅子の人たちがテニスやバスケットやラグビーで活躍する姿をテレビで見ることができます。車椅子をあんなに自由にあやつって、やはり日頃の練習のたまものなのでしょうね。肢体不自由という困難を克服して躍動する選手の姿が感動的です。

 

我が家の場合は、車椅子は現実的な道具です。15年ほど前に、今はもう亡くなった義父の世話のために折りたたみ式の簡易車椅子を買いました。普段使わない時はカバーをして物置に入れていますが、突然必要になることがあります。今年になって義母(92歳)が大きな音を立てて部屋のベッドの横で転びました。自力で立ち上がれないので抱きかかえましたが、体の痛みを訴えるので、すぐ車椅子に乗ってもらい、車で近くの病院へ連れて行きました。車椅子と車の乗り換えが一苦労でした。うちの車はミニバンで、一応福祉車両になっていて、助手席が回転して外から乗りやすくなっていたり、車椅子をつりさげる道具がついていたりします。しかし、車椅子でそのまま乗り込めるタイプではありません。この時の義母の検査では、幸い骨折はありませんでした。しかし、義母は痛みが取れるのに時間がかかり、しばらくベッドに寝たきりの生活でした。

 

足腰や背中に痛みがある高齢者を車に乗せるのは一苦労です。いっそ救急車を呼んだほうがいいかなと思ったりしますが、このコロナ禍では、救急隊員の方に高齢者のこのようなトラブルに付き合っていただくのが申し訳ない気がします。

 

そして昨日は私の母(97歳)がやはり部屋で滑って尻もちをつきました。音がしなかったのでこちらは気が付かなかったのですが、自力で立ち上がってよろよろと私のところに来て、顔をしかめて強い痛みを訴えました。とりあえず痛み止めの貼り薬を貼って痛みはかなり収まりました。痛みがある部分は腫れてはいません。今日は朝から様子を見ました。昼食時には自力でダイニングルームのテーブルに出てきたので、多分骨折はなく打撲ですんでいるのだと判断しました。しかし本人に痛みが和らぐ気配がないので、今日の午後に、念の為、病院につれて行きました。今回もまた車の乗り降りと車椅子への乗り換えで一苦労でした。CT検査の結果、骨折はないとのことで安心しました。一応経過観察で、2週間後と4週間後に病院で再検査を受けます。医師からは、今が歩けるか寝たきりになるかの瀬戸際だから、痛くてもなるべく寝ないで起き上がって体をうごかすようにと言われました。うーん、高齢者もケアする方も大変です。

 

車椅子は英語ではwheel chair (フウィール・チェアー)です。

Advanced Favorite English-Japanese Dictionaryを見てみました。

 

Wheel chair (名詞)車いす.

 

シンプルな説明です。ちなみにwheel (フウィール)は車輪、輪、(車の)ハンドルなどの意味をもつ重要単語です。