わたしの水彩スケッチと読書の旅

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オリンピック女子ボクシングフェザー級で入江選手金メダル

2021年8月3日

 

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ゼラニウムのつぼみが立ち上がりました


 

普段はボクシングの試合などは全く見ないのですが、今回の東京オリンピックの女子ボクシングで鳥取県米子市出身の入江聖奈選手が決勝に残ったというので、昨日から急に試合が気になり始めました。米子は私が中学・高校の6年間をすごした街です。この街から今回初めてオリンピック金メダルか!?と期待がかかりました。

 

試合は午後からでしたが、ちょっと他の用事があってテレビを見ないうちに、速報で金メダルのニュースが入りました。あ〜決勝戦見るんだった・・・!! 残念。見逃してしまいましたが、あとで録画を何度も見ました。彼女の試合前の笑顔がとてもいいですね。

 

入江聖奈選手は現在日体大の20歳。出身高校は米子西高校です。私が米子にいた今から50年以上前には、市内には米子東高、西高、南高、北高、さらに工業、商業高校などがあり、それぞれに個性を発揮していました。米子東高校は旧制米子中学で、女子もいましたが男子が圧倒的に多く、米子西高は旧制の米子高等女学校だったので、共学でしたが女子生徒がほとんどでした。米子西は創立115年になります。

 

私の在学した米子市内の中学では、成績がいい男子は米子東か米子高専か米子工業、女子は米子西に行きました。中学3年の同級生で成績がよく美人の噂の高かったMさんも米子西に行きました。米子西高校は、当時は米子市錦町という街の中心部にあり、そこは市役所、市の公会堂、市内唯一のデパート高島屋に近い一等地でした。

 

米子西高女子のセーラー服はとてもきれいでセンスがよく、過去の全国セーラー服コンクールで1位になったこともありました。女子生徒たちは多分このセーラー服にもあこがれがあったのでしょう。私たち米子東の生徒は米子西の女生徒のセーラー服姿をみるとドキドキした思い出があります(青春ですね)。米子西高の秋の運動会には、他校の男子生徒が運動場に見に行って周囲に張り巡らされた金網にへばりついていた、というような話もよく聞きました。

 

やがて長い時を経て、米子東高校では女子が男子を上回るほどになり(女子の方が入試の成績がいいのです)、また米子西高校も男子の人数がぐっと増えて、今はお互いにバランスが取れていると聞きました。米子西高校からは最近はイモトアヤコなどの芸能人が出ています。今回の入江聖奈選手は、米子西高校のまさに輝く「金メダル」です。

 

「こげな子が米子から出ーだけん、ほんと生きちょってよかったがん」

(こんな子が米子から出るのだから、ほんとうに生きててよかったね)

「そげそげ」

(そうだそうだ)

こんな米子の人の会話が聞こえてきそうです。