わたしの水彩スケッチと読書の旅

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英単語メモ – flower(フラワー)とflour (フラワー)

2021年8月2日

 

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Flower(フラワー)は、ひょっとしたら小さな子どもでも知っている英単語かもしれません。真っ先に学ぶ英単語の一つです。一方、flour(フラワー)の方は、中学校で習うかどうか。多分、高校の英語では出てくると思います。Advanced Favorite English-Japanese Dictionary の説明を見てみます。

 

Flower (flour と同音, flour と同語源)(名詞)①花, 草花(木に咲く花は blossom)②開花, 満開, 花盛り ③(the 〜)(人生などの)盛り, 最盛期

 

Flour (flower と同音, flower と同語源)(名詞)①小麦粉, メリケン粉;(穀物の)粉 ②(乾燥マッシュポテトなどの)粉末食品

 

Flower と flour とは発音が同じです。Flour の方は、英米の子どもたちは家庭でパンやクッキーやケーキを作ったりするので、日本の子どもより早い時期にこの単語に出会うかもしれません。向こうの子どもたちも最初  flowerと flour が同じ発音なので、「ああ、そうなんだ」と感じるでしょう。日本でも「恋と鯉」、「愛と藍」、「下と舌」、「箸と橋」など異綴(つづり)同音異義語は多いです。子どもの時に音で捉えて、言葉が使われている状況でその意味の違いを理解します。

 

料理をしていると、小麦粉には強力粉・中力粉・薄力粉と3種類あることを知ります。

ちょうど私が使っている NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』(2021年8月号)に「小麦粉の種類」という説明がありました(以下、引用)。

 

「小麦粉には『強力粉(きょうりきこ)』『中力粉』『薄力粉(はくりきこ)』の3種類があります。その違いは、粉に含まれるたんぱく質の割合。強力粉は最もたんぱく質が多く、粘りけや弾力が出やすいので、パンやピザ生地、ギョーザの皮などをつくるのに適しています。反対に最もたんぱく質が少ないのが薄力粉。フワッとした食感やサクッとした歯触りが決め手となるケーキやお菓子、天ぷら、お好み焼きなどに向いています。中力粉はその中間で、適度にコシが出るので、うどんなどをつくるときに使います」

 

とてもシンプルでわかりやすい説明です。英和辞典によると、それぞれ次のように言うとありました。

強力粉:hard-wheat flourまたは strong-wheat flour  (wheatは小麦です)

薄力粉:weak flour

 

ネットで調べると、アメリカの小麦は次のように分類されるようです。

強力粉:bread flour

中力粉:all purpose flour

薄力粉:cake flour

 

こちらの方はずいぶん分かりやすいです。子どもでもすぐに区別できます。ちなみに、かたくり粉は日本語では粉と書きますが、今はジャガイモのデンプンから作ることが多いので、potato starch (ポテイトゥ・スターチ)と言います。