わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

東京オリンピック最終日

2021年8月8日

 

今日は東京オリンピック最終日の17日目。私はコロナ拡大下でのオリンピック開催にはずっと反対でしたが、政府や東京都がオリンピックをやると決めた以上は、やはり頑張ってきた選手を応援したい。日本の選手を応援したいというよりは、世界中のアスリートを全て応援したいという気分でした。

 

その世界の一流アスリート達の競技がテレビで毎日見られるのはやはりオリンピックの魅力です。テレビをつけるとオリンピックしかやっていないこともあって、ライブの放送をずっと楽しんできました。これは退職者の特典かもしれません。今日も朝の男子マラソン、午前11時半からの女子バスケット決勝、日本対アメリカの試合を見ました。

 

男子マラソンの行われた札幌の朝7時。気温26℃、湿度80%。過酷な条件でのランニングとなり、106名の出走者中、30人が途中棄権となりました。

 

トップで金メダルのケニアのキプチョゲ選手。最後までタフな走り。超人的なスタミナです。日本の大迫選手が6位入賞。よくやりました。走り終えた時の笑顔がよかったです。中村選手62位、服部選手73位。服部選手が最後まで足を引きずりながらもゴールを目指す姿に胸を打たれました。どの走者もゴールして疲れ果てているのだけれど、皆満足そうな表情をしていたのが印象に残りました。

 

次々とゴールする選手を見ていて、よく言われることですが、マラソンも(退職までの)人生とよく似ているなと思いました。はじめから体調もよく準備も十分できていいスタートを切れる人もいれば、そうでない人もいる。途中できつくて棄権する人も出る。同じ道を走っている仲間に刺激され励まされる。周りの人の応援に助けられる。最初調子が出なくても途中から挽回してスピードをあげる人もいる。羨ましいぐらい独走していたのに、急に減速してしまう人がいる。

 

そうやって人生の1年1年が過ぎて、やがて退職というゴールを迎えます。メダルが取れたり上位入賞できたりという華やかな人生ではなくても、無事健康でゴールを迎えられると、「ああ、よくやったなあ」と何とも言えない達成感を感じるものです。これからスタートラインに着こうとする若者たちには、「君の人生の42.195キロ、頑張れ」とエールを送りたいです。

 

女子のバスケット決勝。これもアメリカに負けはしたもののかなり善戦。体が小さいのに銀メダルはすごい!選手の晴れ晴れとした笑顔に元気をもらいました。これから女子のバスケが日本中ではやるでしょうね。秋から地元の小学校の放課後学習支援に行く予定ですが、体育館のバスケットコートではこれまでも女生徒たち数人がドリブルやシュートの練習を熱心にしていました。きっとこの練習にも熱が入ることでしょう。

 

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小学校のヒマワリ