わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

猫の突発性膀胱炎

2021年6月30日

 

f:id:yaswatercolor:20210630180656j:plain

猫用のくすり

 

うちの猫(オス、もうすぐ10歳)が今朝早くから血尿になり、かなり痛がって家の中を走りまわってあちこちで少量の薄いピンク色のおしっこをしました。いつもきまった場所でうんちとおしっこをする子なので、こんなことは初めてです。こちらもかなりパニックになり、朝一番にネットで調べた近くの動物病院へ猫を連れていきました。

 

新型コロナの流行下ということで、車の中で1時間あまり待ちました。

診断していただいた結果は「突発性膀胱炎」でした。膀胱内を画像スキャンすると、膀胱炎の原因の一つである結石は見当たらず、原因不明の膀胱炎ということでした。原因が分からない場合、「突発性」という病名になるようです。抗菌剤は処方されず、抗ストレス剤を処方されました(痛み止めも入っているのかもしれません)。朝晩2回の食事にまぜて1週間与え、様子を見ます。

 

突発性膀胱炎は10歳以下の猫でよく起きる病気だそうで、その原因としては ①ストレス ②飲水の不足 があるそうです。うちの猫のストレスについては心当たりあたりがいくつかあります。私は最近「NHKプラス」の番組をよく見るようになって、そのパソコンから流れる音が大きい。更に、[NHKらじる★らじる]の「朗読」などにのめり込んでいるので、その音も大きい。そんな音関係のストレスが多分あるのだろうと思います。かなり反省させられました。他にも、朝早くからラジオ英語講座やラジオ体操をパソコンから流しているので、猫には相当ストレスでしょう。「ごめんね。おっちゃんが悪かったね」と謝りました。

 

飲水の不足については、水飲み容器を2か所に置いて、気をつけてはいるのですが、暑さが増しているので水が足らなかったのかもしれません。ネットで調べると突発性膀胱炎を経験する猫はとても多いみたいで、キャットフードもドライのものよりウエットのものを与えて、なるべく食事から水分の補給をするほうがいいようです。雄猫の場合、尿が出なくなる尿閉が起きると緊急事態です。その場合は、夜間でも早朝でもすぐにどこの動物病院でもいいから行くように言われました。

 

私もこれまでの人生で2、3度膀胱炎になったことがあります(若い頃です)。血尿になり、さらに悪いことに排尿時に痛みがありました。きつい病気です。抗菌剤を処方されて治りました。原因は、仕事のストレスや、山登りのあとの疲労でした。よく「尿に血がでるほど頑張る」という話がありますが、まさにそれでした。以来、腎臓など泌尿器系には気をつけています。人より泌尿器系がちょっと弱めという自覚があります。

 

最近、『水分補給で腎臓守ろう』という内科医・日ノ下文彦さんの書かれた新聞記事に目が止まりました(山陽新聞6月8日)。腎臓は「血液が流れ込んできてなんぼの臓器」なので、十分に水分を取ることで血流が維持されなければ、当然うまく機能しなくなります。厚生労働省は1日に食事から取る水分以外に1.2リットルの水分を取るように勧めています。それほど暑くない時期だと300〜400ccしか取らない人が特に女性には多いそうです。そこで日ノ下さんは「食べ物を飲み込んだら水かお茶を飲む」を繰り返すようアドアバイスしています。それによって1回の食事で300cc程度は水が飲めます。日ノ下さんの本『老い楽のすゝめ』(文芸社)に詳しく書かれています。

 

私もこの記事に刺激されて、夜の入浴後から睡眠前までの時間にいつもコップ一杯の牛乳を飲んでいます。喉が乾いているときは更に水を飲みます。夜中にトイレに立ったあとは必ず水を補給します。不思議なことに、これだけで最近は腎臓の不調が減ったような気がします。朝コップ一杯の水は脳梗塞予防になることがよく知られています。

 

十分な水分補給・・・猫にとっても人間にとっても、とても大事です!!