わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

アサガオ咲く

2021年6月25日

 

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今朝、散歩に出かける前に庭の植物の様子を見たら、鉢植えのアサガオの花が2つ開花していました。昨日までまるでその気配がなかったのに、突然大きな花が咲いていてびっくりです。しかも何とも言えないきれいな花の色! 5月中旬に種を植えて、3日ほどで発芽し、その後も順調に成長していました。2、3回摘芯してつるの先端の成長点を切り落とし、脇から子づるや孫づるが横方向に大きく広がるようにしています。今年はアサガオの鉢が全部で10個ぐらいあるので、これから先が楽しみです。

 

アサガオヒルガオ科・サツマイモ属。ちなみにサツマイモもヒルガオ科・サツマイモ属。両者は同じ仲間の植物です。アサガオの花は、江戸時代の日本でさまざまな種類が作り出されました。アサガオの英語名はMorning glory。Gloryの意味は、「栄光、栄誉、壮麗、繁栄、(宗教がなどの)光輪」など。「朝の輝き」と訳すとぴったりの素敵な名前で、誰でもすぐにおぼえられます。

 

ついでに、アサガオで思い出すのは千代女(ちよじょ:元禄16年(1703)〜安永4年(1775))の有名な俳句

 

朝顔に 釣瓶(つるべ)とられて もらひ水」

 

千代女は加賀国松任(まっとう)(現在の石川県白山市)出身。裕福な表具師の家に生まれ、幼い頃から俳諧を好み、12歳の頃から本格的に俳諧をこころざし、17歳の頃にはその才能と美貌が注目されたそうです。その生涯で、朝顔をはじめ多くの花の句を残しました。白山市では朝顔が市花(市の花)となっているそうです。