わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

今できるコロナウイルス対策

2020年3月31日

 

外出を控える生活の中で、どうしても行かなければならないのがスーパーでの食料品の買い出し、病院、薬局。そんな時には、コロナウイルス対策で必ずマスクをします。しかし、手持ちのマスクの数に限りがあり、そろそろガーゼや古いハンカチや着古した下着シャツの生地でマスクの自作を考えています。我が家ではミシンはとっくの昔に姿を消したので、小学校の家庭科で習った「手縫い」を復活させなければならないかもしれません。あの時は雑巾の縫い方やボタン付けを習いましたが、今回はマスク。今の小学生もマスクの作り方を授業で習う機会が増えるかもしれませんね。何しろ4月に授業が再開されたら、全員マスク着用が求められているのですから。小・中・高校生そして大学生まで毎日着けるマスク。本当にどうするんでしょうね。

 

最近、新聞などで紹介されているのは、ペーパータオル、マスキングテープ、輪ゴム、ホッチキスとハサミを使って誰でも5〜10分で簡単にできるマスクです。「こくみん共済coop岡山推進本部ホームページ」の「地域からのお知らせ 3月13日」で詳しく紹介されています。マスクに困ったら、まずこれからやってみるのがいいかもしれません。中国の武漢の人たちも、マスクがなくて、何でもいいから適当なもので口と鼻を覆っていましたから。

 

手作りでも既成品でも、もし布製のマスクが手元にある場合には、正しく洗って再利用が出来ます。洗い方については「花王」のホームページで紹介されています(「外で使用していたマスクのケア 〜 マスク(布)の洗い方 〜」)。

 

マスクと同時に必要なのが消毒液。アルコール消毒液も品薄で手に入りません。今大事に使っている消毒液やアルコールタイプのウエット・ティシューが無くなると、大ピンチです。

 

消毒用アルコールが無くなったら、それに代わるのは次亜塩素酸ナトリウムの希釈液です。これは家庭用の台所用漂白剤(商品名:キッチンハイターやブリーチ)を水で薄めて簡単に作れます(茨城県保険予防課健康危機管理対策室の資料が分かりやすい)。

 

市販のハイターやブリーチは次亜塩素酸ナトリウム濃度が5%です。500mlのペットボトル1本の水に、2 ml (ペットボトルのキャップ半杯)のハイターまたはブリーチ液を溶かすと、最終濃度0.02%の次亜塩素酸ナトリウム溶液が出来ます(希釈率250倍)。これは、トイレの便座、ドアノブ、手すり、スイッチなど、家の中で人の手がさわる場所の消毒に有効です。液は必ず布かペーパータオルに染み込ませて、手袋をして目的の消毒場所を拭き、しばらく時間がたったら水で濡らした布かペーパータオルで拭き取ります。手指の消毒には向きません。次亜塩素酸ナトリウム溶液は、その強い酸化力で細菌やウイルスを殺します。金属表面など酸化に弱い場所の消毒には適していません。次亜塩素酸が漂白剤に用いられるのは、色の付いた化合物が酸化されて無色の酸化生成物を生じるからです。

 

自分の身の回りの一歩ずつの作業で、コロナウイルス対策を進めましょう。

 

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