わたしの水彩スケッチと読書の旅

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「Google 翻訳」の威力にびっくり:小学校の英語教科化に関連して

2020年2月4日

 

昨日は地元の小学校にボランティアで出かけました。校長先生から、今年4月から5・6年生の英語が正式教科となること(1こま45分程度の授業を2こま程度)、さらに4月から急に外国人の1年生の入学が決まったとのお話があり、英語ができるボランティアが必要となったので是非来てくれないかと頼まれました。3・4年生も「外国語活動」で英語の聞く・話すを中心に勉強することになるようです。

 

小学校高学年で英語の勉強を正式に教科として始めることについては賛否両論があります。私はどちらかというと小学校での英語の教科化には反対です。子どもたちの勉強の様子を見ていると、国語と算数で手一杯の子どもが多い。1年生から少しずつひらがな・カタカナ・漢字を習い始め、2年生で九九を覚え、3年生、4年生、5年生、6年生と次第に内容が難しくなってくる。この小学生の時期には全員落ちこぼれがないようにしっかり集中して国語と算数の基礎を勉強すべきです。新しく英語の勉強が入ると、さて教室のどのぐらいの子どもたちが興味を失わずについていけるのでしょうか。教える側の先生方の英語力の問題もあります。先生も生徒も、いろいろと制約のあるなかで、新しい教科を学ぶ意義を理解し、楽しんでいければいいのですが・・・。私は英語は中学に入ってからの勉強で十分な気がします(英語が好きならもちろん幼稚園からでも小学校1年生からでもやればいいです)。専門の教科担当の先生がいる中学で基礎力をつけ、高校・大学で英語の力を伸ばし、社会に出て必要に応じて更に力を伸ばせばいいのです。英語の学習はエンドレスです。一生のうちの膨大な時間をかけなければ、英語や日本語(その他の言語)の面白さはわからないし、自由に使えるようにはならないでしょう。

 

もう一方の話題。外国人が沢山住む現代の日本で、地域の小学校に外国人の生徒が入学するのはもう珍しくないとおもいますが、私がボランティアで行っている小学校では今回がはじめてのケースのようです。生徒は基本的には日本語で授業を受けるので、多分すぐに日本語になれるでしょう。学校から父兄に渡す印刷物が日本語なので、その内容をどうやって伝えるか、学校側は心配されているようですが、今は「翻訳ソフト」があり、それを使えばどんな文書でもすぐに日本語から多言語に翻訳可能です。忙しい先生方に余分な負担をかけないためにも、こんな便利な道具は進んで使うべきです。

 

こんなことを書きながら、確認のため、しばらく使っていなかった「Google翻訳」ソフトを試しに使ってみました。その結果わかったこと・・・・。「Google翻訳」、実に素晴らしい進化を遂げています!数年前に試しに使ってみた時には、日本語の英語訳がかなりメチャクチャで期待はずれだったのですが、今回は見事な英語訳です。Word文書やPDF文書だけでなく、ウエブの画面も全体がきれいに翻訳されます。これが学習を積んだいわゆるAIの力なんですね。素晴らしい!!

 

スマホにも早速「Google翻訳」アプリを入れてみました。カメラで撮った字をすぐに翻訳してくれます。私が入れた日本語の声も翻訳して英語で発声してくれます。これもすごい。これがあれば子どもでも外国人と会話できます。私のような高齢者には本当にびっくりの技術の進歩です。

 

小学校英語の教科化については、NHKラジオ らじる★らじる の読むらじる「学校での英語学習が早まるけれど・・・。<実践ビジネス英語>講師に聞く ゲスト:杉田敏さん」の話が興味ぶかいです。

 

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本記事を日本語から英語に翻訳したもの