わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

夏雲と 秋雲混じる 吉備路かな  (岡山県総社市 備中国分寺 水彩スケッチ)

 

2019年9月4日                                        

 

9月に入っても日中はまだまだ暑いです。今日は岡山県総社市備中国分寺でスケッチしました。平日なのでスケッチをする人はいないだろうとおもっていたら、女性ばかり4人のグループが国分寺の東隣の旧山手村役場の建物あたりで熱心にスケッチしていました。私は日陰を捜してあたりをしばらく歩き、最後は国分寺五重塔を遠くに眺めるポイントに腰をおろしました。ここだと五重塔の前方に広がる田園風景も一緒に描けます。日本画家の故平山郁夫画伯がかつてここから五重塔を描きました。

 

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今日の水彩紙はアルシュ。粗目のロール紙の切れ端をもってきました。細長の画面に、広がりのある風景を入れます。空が占める面積が大きいので、空の表情をうまく描けるかがポイントです。結果から言うと、今日の空に浮かぶ雲は形がいろいろ変化に富んでいて、それを大胆に描きたかったのですが、うまくいきませんでした。風景画を描いていて感じるのは、空の描写がとても難しいということ。雲の形、色、配置、空の色、空全体の遠近感など、難問だらけです。しかし、実際の空を見ながらそれを自分なりに表現するのがいつも楽しみではあります。

 

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今日の空は夏と秋が入り混じった空でした。道端にはコスモスが咲き始め、柿の木には緑色の実が沢山ついていました。本格的な秋はもう間近です。

 

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アルシュ水彩紙 粗目 SMサイズx2

青墨筆ペン

シュミンケ固形水彩絵の具

所要時間:2時間