わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

プラごみや 美しき海を 埋めけり

8月25日の朝日新聞の社説は、「脱プラは小さな一歩から」でした。最近、世界中の海に流れ込んでいるプラスチックゴミの量が海に生きている魚の量より多い、という驚きの報道がありました。今や廃棄プラスチックの問題が環境問題のトップになっています。スーパーでレジ袋はもらわない、なるべくペットボトル飲料は買わない、と私も最近は意識して努力しているつもりですが、それでもまだまだ不十分。回収ペットボトルについては、我が国は最近まで中国へ輸出。しかし、中国が受け入れ中止を決め、その後は大部分が再利用されず焼却処分されています。それは多量の二酸化炭素を排出し地球温暖化の原因になります。

 

私達は衣類、電化製品、プラスチックケース、食品トレイなどおびただしい数のプラスチック製品に依存して生活しています。これを減らせと言われても現状ではとても無理・・・。でも何か始めなければ社会は変わらない。「一人ひとり、出来ることから生活を見直そう」、と社説は述べています。

 

昨年の西日本豪雨では岡山県内でも多くの河川が氾濫し、川原に捨てられていたプラスチックごみが一気に瀬戸内海に流れ出ました。今、瀬戸内の島々は多量の漂着ゴミに悩まされています。水の入れ替わりが極めて遅い瀬戸内海がプラスチックごみであふれようとしています。

 

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今日のマルちゃん

ラングトン水彩紙 中目 F8

鉛筆(HB)

シュミンケ固形水彩絵の具

所要時間:1時間30分