わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

オリーブ園 今日はオリーブ買う ゆとりなし(岡山県瀬戸内市牛窓町 水彩スケッチ)

2021年11月11日

 

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スケッチ会で瀬戸内市牛窓オリーブ園に行きました。午前中は良い天気で、風がかなり強く吹きましたが、寒くはなく快適なスケッチ日和となりました。参加者15名。皆さんかなりの長距離を車を運転してこられて、ちゃんと集合時間の9:30に間に合うのがすごいです。私など、普段走らない朝のラッシュ時の国道2号線を走って、大型トラックなど車の多さに圧倒されました。しかし2号線から離れて牛窓方面に向かうブルーハイウエイに入ると、周りの風景が一変。秋の田んぼが広がるのどかな風景になって、気持ちが安らぎました。朝7時過ぎに自宅を出たお蔭で、集合時間の1時間前には現場に着きました。

 

牛窓香川県の小豆島と並んで、日本のオリーブの2大産地です。オリーブ畑が広がる丘の頂上にオリーブ園の施設があります。ここからの瀬戸内海の見晴らしが最高です。もうオリーブの実の収穫は終わっていますが、まだ何かおいしいものがあるのか、オリーブの木の根元の地面はイノシシが荒した跡があちこちに残っていました。

 

9時半の集合時間まで待つのが惜しくて、すぐに園内にイーゼルを立ててスケッチを始めました。強い風にあおられてスケッチブックがイーゼルごと飛んでしまうハプニングがありましたが、なんとか12時半の集合時間までに描き終わりました、

 

集合しての講評会は、牛窓の自然を描いた洋画家佐竹 徳氏のアトリエ前で行いました。瀬戸内海が一望できるとてもいい場所に赤い屋根のアトリエが建てられています。そこで今日参加の15名の絵を見せていただきました。みなさん、この風景に浸った感動が絵に現れていました。やはり瀬戸内海とオリーブの木の取り合わせが、なんとも言えないすばらしいモチーフになります。佐竹さんは牛窓セザンヌが描いた南仏の風景と重ね合わせたそうですが、確かに、ここにはその南仏の雰囲気があります。牛窓の海は「日本のエーゲ海」と呼ばれているので、ここはまさにその地中海の雰囲気なのでしょう。

 

今日の参加者は皆、絵を描くのに夢中で、オリーブ園が期待しているオリーブ関連商品を買う人や食事をとる人は多分ほとんどいなかったと思います。オリーブの植木やオリーブオイルなど、沢山の商品が売店に置いてあります。次回第4木曜日にもう一度同じオリーブ園でスケッチをします。その時には記念に何か土産物を買いたいと思います。

 

今日のスケッチ

ウオーターフォード水彩紙 F10号 中目

鉛筆と筆ペン、シュミンケ固形水彩絵の具

所要時間3時間