わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

絵描きでも 絵の具忘れる 時がある・・・! (岡山県加賀郡吉備中央町 吉備高原水彩スケッチ)

2012725
 
今日はグループスケッチ。吉備高原へ行きました。朝9時半にJAびほく かよう青空市に集合した人は15名。ちょっと遠距離なので参加者が少ないのではという心配は吹き飛びました。先月の作品展のあと、今回が最初のスケッチ会なので、皆さん気合十分でした。
 
地元でギャラリーをされているYさんの案内で、はじめに2ヶ所のスケッチ場所を見せていただきました。そのあと各自別れてスケッチ開始です。私は前回下見で来たきびプラザの建物を再度描くことにしました。黒川紀章氏設計の建物で、この地域の中心となる場所です。


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建物の回廊部分の2階にいて線描きしながら思ったのは、現代建築もやはり芸術だということです。屋根のカーブ、窓の形、円柱形の柱、これを実際に絵に描いてみると、その芸術性がよく分かります。例えば柱。この柱がこれ以上細くても、逆に太くても、きれいに見えないだろうと思われます。全体の調和をよく考えて設計されています。建築家も、こうして自分が作ったものが世の中に残り、人々に利用され、それをスケッチしてくれるような人が出てくると、やはり最高にうれしいでしょうね。
 
さて、今日の私のハプニング(失敗)は、何と、絵を描きに来たのに、絵の具を忘れたことです! こんなことは初めてです。ちょっとがっくりきましたが、思い直して持ってきたものを再度調べると、予備に買っていた紫色のチューブ入り絵の具2種類を見つけました。ああ、これで影をつければ何とかなると思って、紫の濃淡だけで彩色しました。シンプルな絵なので、2時間でできました。
 
午後1時半に再集合して、車でYさんの「ギャラリーねむの木」にお邪魔し、そこで作品の講評会をしました。飲み物をいただきながらの楽しい講評会。いい絵が沢山できていました。その後、ギャラリーに展示してある大倉道昌画伯の作品を鑑賞しました。
 
本格的な夏の到来を思わせる日差しの強さでしたが、さすがに高原に吹く風は涼しい。お土産にまた、スイカと高原野菜を買って帰りました。


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ウオーターフォード水彩紙F6中目 2
青墨筆ペン
ホルベイン パーマネントバイオレット、ブライトバイオレット
所要時間:2時間