わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

紅葉は ちょっとまだかな 近水園(おみずえん) 岡山市北区足守 水彩スケッチ

2018年11月


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岡山市の紅葉の名所、足守(あしもり)の近水園(おみずえん)に来ました。到着した時は気持ちのよい秋晴れで、気温は17℃ぐらい。紅葉にはまだ早く、ところどころ赤や黄色の木がありますが、全体に緑が勝っています。今日の岡山地方の最低気温は11℃。これが10℃を切らないと本格的な紅葉は始まらないかもしれません。
 
最近は地球温暖化のせいか、11月に入ってもとても暖かい毎日です。昔、私が小学校に行っていた頃、山陰地方では10月に入ると急に寒くなり、登校時には道路を歩く時になるべく家の日陰を避けて歩いていたのを思い出します。そして11月にもなると寒さがかなり厳しく、ズボンのポケットに両手を入れてランドセルを背負った背中を丸くして歩いていました。それがこの頃は、山陽地方に住んでいるせいもあるかもしれませんが、11月でも昼間は暑いぐらいの陽気です。今日もスケッチをしながら日差しを強く感じ、体が次第に暑くなってきました。気温23℃。上着を脱いて、冷たいお茶を飲んで、時々日陰に入って休み休みのスケッチです(日陰に入ると今度は肌寒くなるのでやっかいです)。


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非常勤で頼まれている大学の授業が今週から始まりました。毎年11月の1ヶ月だけの勤務です(1週間に2回、2時間と1時間)。初回は地球温暖化の話をしました。私が生まれた1950年ごろの大気中の二酸化炭素濃度は約300ppm0.03%)で、二酸化炭素濃度はそれまでは非常になだらかな増加曲線上(ほぼ水平な直線)に乗っていました。しかし、その後の70年で二酸化炭素濃度は急速に増加して、現在は400ppm0.04%)にもなっています。今後の予想では、2100年には最悪の場合900ppm、うまく二酸化炭素の排出を抑えられた場合でも400ppm600ppmぐらいになります。二酸化炭素濃度に比例して気温が上がるので、最悪の場合は地球全体(陸地で)でとんでもない温度上昇になります。それが今世紀末、つまり80年後です。今私の授業を受けている学生さんの年齢は18歳・19歳なので、彼らが生きている間に人類の運命を決める重大事態が起きる可能性があります。「やばいよ!非常事態だよ!」ということで、授業にも熱が入りました。
 
今日のスケッチの暑さも異常かもしれません。これがそのうち普通になって、異常とは感じられなくなる日が来るのでしょうか。この2,3年は、夏の6~9月は暑すぎて、熱中症が怖いので全くスケッチに行けません。そしてスケッチ好適期は10月~12月にずれ込んでいます。これも明らかに地球温暖化の影響だと思います。

「温暖化 絵かきの仕事 狂わせる」



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モンバルキャンソン水彩紙 中目 F10号
青墨筆ペン
シュミンケ固形水彩絵の具
所要時間:3時間