わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

この地にも つわものどもが 夢の跡 (岡山県岡山市北区 岡山大学キャンパス水彩スケッチ)

2017年11月


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早朝の岡山大学キャンパスをスケッチしました。半田山の山裾に広がる大学キャンパスの北東、北門の近くに古いレンガ作りの建物が幾つかあります。旧陸軍師団の建物です。現在は工学部の建物として使われています。

岡山大学は戦後昭和24年(1949年)にできた新制大学で、当時岡山市にあった陸軍第17師団の敷地跡に大学の主要なキャンパスができました。大学ができた頃は師団の木造の建物を校舎にしていましたが、それらが時代とともに少しずつ鉄筋の建物に建て代わり、今はキャンパス内に当時の様子を示すものはほとんどありません。わずかに旧師団司令部の建物とレンガ造りの建物、そして門などが残っています。かつては戦場に若者を送り出す役目を果たしたこの場所が、今は研究と教育の場に変わったわけです。現代の若者はこの広大な自然豊かな大学キャンパスで青春を謳歌しています。

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秋が深まり、シーンと冷え切った早朝のキャンパスは、木々がとてもきれいに紅葉していました。犬を連れて散歩する近所の人が2、3人行き過ぎただけで、学生さんたちも朝早いのでまだ殆ど歩いていません。小さなスケッチブックに、まず鉛筆で当たりをつけ、それからボールペンで線描きをしました。

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私は普段は青墨筆ペンを使いますが、ペンを使う時にはユニのジェットストリームJetstream 1.0ミリをよく使います。コンビニでもどこでも売っている安価なボールペンですが、インクの色が真っ黒ではなく少し薄いので、後で見た時に鉛筆で書いたような感じになります。つまり黒の線があまり出しゃばって見えません。それと、ペン先が滑らかで書きやすいのです。とても気楽に使えます。
 
今回はスケッチの時間がなかったので、後で帰宅後に色を付けました。
 
ウオーターフォード水彩紙 SMサイズ
ボールペン
シュミンケ固形水彩絵の具
所要時間:1時間