わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

鉄道ファンは 見逃せないね この車列 (岡山県津山市 旧津山扇形機関車庫 水彩スケッチ)

2017年10月


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スケッチのグループで津山市に来ました。目的地はJR旧津山扇形機関車庫です。早朝6時半過ぎ岡山駅発津山行きのディーゼルカーは通勤・通学の人でほぼ満席。こんなに朝早くから出かける人を見て、ちょっと感動。そう言えば私も現役の時には毎朝朝64分の始発バスに乗って通勤していました。
 
列車は旭川の川霧の中を一路津山へ。約1時間半で津山に着きました。津山駅1年ぶりぐらいに降りてみてびっくり。駅前が再開発で驚くほどきれいになっていました。古い建物や家屋が撤去されて、駅前に新しい道が何本も作られて、昔の面影が「見事に」無くなった津山駅前です。駅前から市内中心部を流れる吉井川方面がすっきり見渡せるのではと思うぐらい全てが無くなっています。これだけきれいになると、古い建物が建ち並んでいた昔がちょっと懐かしくなりますね。駅前再開発の功罪。多分、津山の場合は再開発で表玄関の雰囲気が明るくなってよかったのだと思います。津山駅で列車を降りる通勤・通学客も心なしか明るい雰囲気に溢れているように見えました。

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スケッチグループの集合時間まで1時間余りあったので、吉井川の方まで歩いてみました。駅前再開発でつぶされずに残った建物が今やとてもレトロな雰囲気に見えます。そこを通り過ぎで吉井川を渡る橋にさしかかると、吉井川は川霧でかすんでいて何も見えませんでした。仕方なく、もう一度レトロな建物のある場所に戻って、座って小さなスケッチ用紙にボールペンで建物群をスケッチ。絵の具で色をつける時間がないので、帰宅後に着色することにしました。


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9時半過ぎまでJR津山駅でグループの人達の到着を待って、皆一緒に歩いて旧津山扇形機関車庫へ。10分ほどで到着しました。300円で入場券を買うと、すぐ目の前に扇形機関車庫が現れました。全体に静かなのですが、今にも機関車が動き出しそうです。とてもすばらしい施設で、鉄道ファンだと泣いて喜ぶかもしれません。このあたり(中国地方)を走っていた蒸気機関車ディーゼルカーなどが扇形の車庫にきれいに入っています。京都の梅小路蒸気機関車庫のように、ここでも蒸気機関車が実際に走ってくれると、鉄道ファンのみならず一般観光客も大喜びでしょうに。


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私もやや興奮気味にスケッチ開始。来場者はそれほど多くなく、12人のグループのスケッチも他の観光客の邪魔にならない感じでゆとりをもってスタート。ここのスタッフの人達もめずらしいスケッチ客を歓迎してくれているようでした。



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スケッチ時間はあっという間に過ぎて、集合の12時半になりました。今回の私のスケッチ時間は2時間半でしたが、途中でグループの他の人に声をかけたりしていたので正味は2時間ぐらいだと思います。緑が全くない場所なので色のバリエーションが少ない絵になりました。時間内に全体の形をとって、まず陰の色をつけ、次に車体の色をつけました。他のところは色をつける時間的ゆとりがなかったのですが、全体の雰囲気は描けたので、これでいいのだと思います。
 
昼食は皆で津山名物「ホルモンうどん」が食べられる店を探したのですが、あいにく近くにはなく、結局、ファーストフード店で中華と韓国料理が混ざったようなランチ定食を食べました。



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津山駅前の古い建物群のスケッチ
ウオーターフォード水彩紙 SMサイズ
ボールペン
シュミンケ固形水彩絵の具
所要時間:スケッチ40分、帰宅後着彩30分
 
旧津山扇形機関車庫のスケッチ
ウオーターフォード水彩紙F6 2枚続き
青墨筆ペン
シュミンケ固形水彩絵の具
所要時間:2時間30分