わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

猫のいる暮らし

2015年10月23日

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どこの猫も同じだと思いますが、うちのマルちゃん(本名ノーム)もよく寝ます。朝は5頃から朝ごはんをねだって小さな声で鳴き始めます。5時半頃朝ごはんを持って行くと、大喜びで開けた部屋の戸から階段の踊り場へ走り出てきます。それから6時ぐらいまではマルちゃんが朝ごはんを食べるのを眺めたり、トイレをしていればそれを片付けたり、水をかえたりします。朝ごはんがすむと、マルちゃんは眠りに入ります。私が朝7時から8時まで散歩に行って帰ってくると、ブラッシングの時間です。この時マルちゃんは上機嫌です。それから私は机に座って新聞を読み始め、マルちゃんは日当たりのいい出窓に座って居眠り。そして9時頃から私が机で仕事を始めると、机の上のパソコンの所にやって来て、本格的な睡眠です。

 

最近はマルちゃんの睡眠スタイルが大胆になってきました。もう安心しきっているみたいで、時々つついても起きません。熟睡状態です。昼前に私が部屋を出て、別の部屋でラジオを聞いたり本を読んだり作業をしたりしている間も殆ど寝ています。夕方4時頃、トイレのチェックと夕食をやるためにマルちゃんの部屋に戻ると、やっとすっきりお目覚めです。夕方私がテレビをみていると、私の膝の上にあがり、次に私の胸に頭を沈め、それから私の腕の中でひと眠りです。マルちゃん、その時が一番幸せのようで、盛んに喉をゴロゴロ鳴らします。夜、私たちの食事が終わった後に運動のため2階から1階まで自由に走らせます。階段は下りはゆっくりですが、登りは凄いスピードです。トイレが近い時など、部屋のコーナーを曲がりきれず、ズルルと滑りながら全速力で2階の自分の部屋に帰ります。今は2階の2部屋とトイレがマルちゃんの居住区域(占有ではありません。当然ながら私たちと共有です)です。やはり自分の部屋では一番ゆったりしています。


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猫は夜行性といいますが、うちのマルちゃんは夜もぐっすり眠っているようです。こんなマルちゃんの一日をそばで見ていると、「これが本来の生物の生き方だよなあ」、と思ってしまいます。人間はあまりにも忙しく、そうかと言って1日寝ているとひどい自己嫌悪に陥ってしまい、「ああ、人は何のために生きているのだろう、自分は何のために生きているのだろう」と余分なことに思いが至ったりします。「生きる」って、要するに、食べて、飲んで、排泄して、他の人とコミュニケーションして、寝る。それに尽きるような気がします。シンプルに生きている猫や犬から、あるいは水槽で飼っている金魚からさえも、人が学ぶことは多いですね。


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