わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

はとバスで めぐる議事堂 衆議院 (東京都千代田区丸の内 東京駅、千代田区永田町 国会議事堂 スケッチ)

2015年8月

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昨日国会前のデモに参加しましたが、国会議事堂の内部を一度はこの目で見ておきたいと思い、国会議事堂見学ツアーを沢山やっている「はとバス」のツアーに参加しました。「はとバス」はいかにもお上りさん!みたいでこれまで敬遠していたのですが、今回初めて乗ってみて満足しました。

 

バスの出発までの待ち時間があったので、15分ほど東京駅のスケッチ(筆ペンと鉛筆)をやりました。東京駅も一度は描きたかったので、こんなスケッチでも満足です。駅前は丁度工事中でぐるりと工事用壁が取り囲んでいましたし、この暑さではどっちみち本格的な水彩スケッチは無理な状況でした。


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国会議事堂の衆議院を約1時間かけて見学。これはやはり素晴らしいツアーです。衆議院の内部はバス会社の添乗員さんではなく別の専門ガイドさんと国会の職員の人が説明して下さいました。国会は、平日は誰でも自由に見学でき、土日はバス会社の見学ツアーの人たちが見学するという具合になっているみたいです。私みたいに当日急に思いついて東京駅丸の内南口の「はとバス」乗り場に行っても、空席があればすぐにツアーに入れてくれます。


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昼食はバスツアーで赤坂見附のホテルに立ち寄りバイキング。リッチな昼食でした。それから東京スカイツリーへ。350メートルの展望台からの眺めは確かに素晴らしかったです。ただ夏休みで家族連れなどが多く、エレベーターの待ち時間が長くてややうんざり。ここは一度くればもういいかなと思いました。


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そして最後はレインボーブリッジを渡ってお台場へ。フジテレビの前の特設舞台では若い女の子のグループが大音響の音楽とともに歌い踊っていました。ここは若い人の音楽を生で聞いたり、ショッピングをするのが目的の場所みたいで、私にはちょっと行き場に困る余分な場所でした。お台場から眺めるレインボーブリッジと東京のビル群(多分そのかなりの部分が高層マンション)の眺めは、見る人によっては新しい東京の美しい光景に見えるかもしれません。確かに海に近い場所に発展する近代的な都市の姿が印象的です。お台場には自由の女神像がありましたが、これは余分なものに思えました。どうせ置くのなら、他所のものまねじゃなくて、もっと東京らしい東京を象徴する物がよかったのではないでしょうか。


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東京の湾岸域にこのように沢山の高層ビルが建設されたために、都心部への海風の流れが悪くなり、また都心の各ビルからのエアコンの暖気がたまって、東京都心の夏は次第に「耐えられない暑さの夏」になっているそうです。逆に冬は暖かい空気がたまって暖かいので、これは一見よさそうな気がするのですが、東京の冬はもともと雨が少ないのに冬の乾燥した空気がエアコンからの排気でますます乾燥して「東京のカラカラ砂漠化」が徐々に進んでいるそうです。これはバスガイドさんの説明でした。いずれにしても、狭い地域に人口が密集しすぎていますよね。それにどう見ても東京はコンクリートだらけで緑が少ないです。未来都市というのは、コンクリートの高層ビルだらけの都市ではなくて、豊かな緑にあふれた田園都市であるべきではないでしょうか。地方の方が水も空気もきれいでずっと住みやすく、最近は病院などの医療施設も充実しており、質の高い生活ができるのは間違いありません。

 

はとバス」は意外とおすすめです。東京をよく知っている人でも、大きく変わりつつある新しい東京をさっと眺めて楽しむにはいいと思います。ガイドさんの説明もていねいで分かりやすく、満足しました。ちなみにバスで私の隣の席になった人は沖縄県から来た女性で、東京に来るたびに「はとバス」に乗り、もう何十回と乗っていてその回数を正確に憶えていないそうです。