わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

エーゲ海? 本物こんなに 寒くない (岡山県瀬戸内市 牛窓 水彩スケッチ)

201212月(201111月の風景スケッチより)

 

日本のエーゲ海」と言われる岡山県瀬戸内市牛窓(うしまど)に来ました。今回は車でのスケッチ旅行です。牛窓町岡山市から車で東へ1時間ほどのところ、瀬戸内海に面した静かな港町、そしてホテルやペンションが建つリゾート地でもあります。海岸から見える静かな美しい海と島々、それとオリーブ園が有名で、本当がどうか知りませんが、「恋人の聖地」などと呼ばれているようです。江戸時代は朝鮮通信使の寄港地でした。今でも唐子(からこ)踊りという踊りが行われ、当時をしのばせています。


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ここには、大きなヨットハーバーがあり、そこでヨットを描くことにしました。空は晴れていますが、気温は低く、少しぞくぞくっとします。かなり歩いて、場所を決めてスケッチ開始。ヨットの世話をする人や家族づれがかなりいましたが、観光客はほとんどいません。今回のスケッチ時間は約1時間半。ずっと座っていると、かなり寒さがこたえました。海沿いなので天気がいいと気温も高いかな、と思って出かけてきたのですが、意外な寒さ。風もあり、体感温度が下がります。さっさとスケッチして、着色して、ガタガタ震えながら車に戻りました。こういう時は、車は本当にありがたいです。



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牛窓からフェリーに乗るとすぐ目の前の前島に着きます。牛窓と前島の中の道は、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に「日本のエーゲ海牛窓、前島の歴史のみち(13km)」として選ばれています。確かに、この前島の中の道を歩くと「日本のエーゲ海」を満喫できます。海が素晴らしくきれいです。ただし、温かい季節がいいでしょうね。11月、12月になるとさすがに日本のエーゲ海も寒いです。実は、若い頃(20代後半)、ギリシャを旅して、本物のエーゲ海に行ったことがあります。きれいでしたね。しかも暖かでした。もっともその時は夏でしたが。海岸のレストランで食べたサラダには、オリーブの実が沢山入っていて、白いチーズとの取り合わせが素晴らしかったのを思い出します。



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ここ牛窓で「日本のエーゲ海ですね」というと、地元の人はやや恥ずかしそうな表情になりますが、いえ、なかなかきれいな海と島の風景ですよ。オリーブ園には広い丘陵にオリーブの木が沢山生えています。この風景と気候に魅せられて、ここに移り住んで、一生オリーブの木と瀬戸内海を描きつづけた画家もいます。

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12年前に前島を訪れて、島の展望台から描いたスケッチです。本当にエーゲ海みたいです!